Dallasで自動車免許をとる 〜その3〜

はじめに


前回は学科試験の受験に関する話を書きましたので、今回は免許の申し込みの話を書きます。なんというか、これが最も忍耐力を使う部分でもあるので、是非とも頑張って乗り越えていただきたいです。

申し込みの流れ


免許の申し込みの流れは、以下の通りであまり難しいことはありません。強いていうのであれば、住んでいることの証明(Proof of Living)を手配するのに時間がかかるのですが、それも時間の問題です。

  1. 必要書類の準備
  2. 試験場で申し込み

以上です。とてもシンプルで簡単なのですが、必要書類に不備があったりで帰らされたりすると心が折れそうになるので、必要書類の準備は全身全霊を込めてやるべきでしょう。必要書類の詳細はこちらのTxDPSのページを参照して確実に準備しましょう。私のケースでは以下の書類を持参しました。

U.S. Citizenship or, if you are not a U.S. Citizen, evidence of lawful presence

アメリカ国民であることの証明、もしくはそうでない場合は、法律で居住することを認められていることの証明。ということなので、パスポートと”Approved-I551″スタンプのあるI-94を持参。これは、VISAが発給されるときに同時に渡されるので、駐在員であれば持っているとおもます。パスポートを持参することで、そこにVISAも貼り付けてあるので、色々な意味で持参した方が良いと思います。

Texas Residency

少なくとも30日Texasに住んでいることを証明する書類で、電気ガス水道などの請求書や、住宅ローン、金融機関のステートメントなどがこれに当たります。これを2種類持参する必要があります。

私のアパートメントはガス、水道が家賃と一緒に徴収されるタイプで、これを手配することはできなかったので、電気、インターネット、クレジットカードのステートメントを持参しました。

Identity, and Social Security Number

これは、そのものSSNカードを持参すればOKです。

Evidence of Texas Vehicle Registration* for each vehicle you own.

車両登録です。車を買うとディーラーが適切に処理してくれるので、私のケースでは特に気になりませんでしたが、おそらくナンバープレートと一緒に送られてくる書類です。

Proof of Insurance for each vehicle you own

所有するすべての車に関する保険の証明です。私はこのときすでに車を購入済みで、もちろん保険の契約も済ませてあったので、その保険証券を持参。

Completion of Impact Texas Driver

これがないと申し込みの当日に受けさせられて、当日余分な時間が必要になるので、是非とも事前にやって終了証を持参しましょう。これは、テストではなくてとあるVTRを見てその内容に関するクイズに答えるものです。間違えても答えを選び直せるので、気楽に受けましょう。内容は、運転中にそれ以外のことをすると事故る確率が格段に上がり、その結果あなたの人生がとんでもない風に変わってしまうので、とにかく運転中は運転だけに集中しましょう。みたいなことを実際に事故った人や事故により家族を亡くされた方々の証言を交えて進めていくものです。

詳細はこちらのImpactTexasDriverのページをどうぞ。

Completion of Drivers Education

これは前回の学科試験が終了したことを証明する修了証ですので、適宜印刷して持参しましょう。

Drivers License Application

そのもの運転免許の申込書です。ここから入手できます。英語がいっぱい書いてありますが、頑張って理解しましょう。選挙権の登録から寄付金、有事の際の連絡先など色々なことが書いてありますが、いずれも基本的なことなのでさほど迷うこともないかと思います。

申し込み


上記の書類を一通り揃えるといよいよ申し込みができます。免許の申し込みは免許試験場であればどこでも可能ですので、こちらのOffice Locationsのページを使って、最寄りのセンターを探しましょう。

なお、申し込みをするとそこのセンターでの実技試験をそのタイミングで申し込むことになります。実技試験の受験はとても混んでいるようで、私が申し込んだCarrollton Mega Centerは実技試験の空きがなく、予約は3ヶ月後と言われました。そんなんじゃ諸々困っちゃうので早くしたかったのですが、この時点ではどうにもならないので、とりあえず3ヶ月後の予約を取ってその場は終わらせました。この実技試験の予約に関しては、後ほどOnlineで変更が可能なので、毎日1、2回覗いて、徐々に速いものに変更し、最終的には申し込みから4週間後に実技試験を受験することができました。

これで、一通りの手続きが終わりです。当日は、視力検査や写真撮影などありますが、その辺は大したことないので特に触れません。申し込み当日に気をつけなければならない事は、これ以外に以下の2点ぐらいでしょうか。

  • とにかく時間がかかる

理由はわかりませんが、とにかく大量の人が免許試験場で色々な申請を行っており、自分の順番は本当に来るのだろうか?と思ってしまうぐらい時間がかかります。私のケースでは、チケットを取ってから番号が呼ばれるまでに2時間以上かかりました。おそらくこれは短い方で、午前中に入った人で4時間かかったという人も周りにいました。なので、当日は時間に余裕を持って行きましょう。

  • 閉館1時間前からは入館ができない

これは当たり前と言っちゃ当たり前なのですが、閉館1時間前ぐらいになると番号をチケットを取れなくなり、これに伴い新しい人は入館できなくなります。入り口の鍵が閉められて、物理的に入館できなくなります。上記の通り処理にとにかく時間がかかるので、閉館時間に機械を止めて入館を止めてとやっていると試験場のスタッフの人が帰れなくなっちゃうからですね。なので、閉館ギリギリとか狙わずに、時間に余裕を持って行きましょう。

まとめ


  • 申し込みの流れと必要書類一式を振り返りました
  • とにかく時間のかかる申請で、書類に不備があって帰らされたりとかするととにかくメンタルに来るので必要書類はDL-57Aを確認して確実に用意しましょう
  • 次回は実技試験に関して振り返ります

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