はじめに
日本ではサラリーマンとしての定年まではあと20〜25年ぐらいありそうな気もしますが、私がその頃までサラリーマンをやっていたとしたら、恐らく私も生きる屍みたいな感じでひがな1日を送っていそうな気もするので、そうならないように今の心境を綴っておこうと思います。
定年は55歳と考えるべき
私の所属している組織も、他の日本企業の例に漏れず、定年は60歳ぐらいだったと思います。その後、双方で合意できれば、65歳までシニア雇用があった気がします。そんな至って日本的な組織の定年は何歳と考えるべきなのでしょうか?
私も以前は、60歳まで働くんだろうなと思っていたのですが、ここ数年でその考えがガラッと変わってしまいました。日本国外の企業で、役職定年という制度があるのかどうかは知りませんが、この制度の運用を知り、その後は努力して結果を作ってもそれ以降は報われることが無いという事実を知った時に、役職定年を迎えた後は間違いなく、多くの人がその後数年を流してしまうだろうと思った一方で、その時自分はどういう心境になるだろうか?と考えました。
今のチームでも、うまく成果をあげられず、いるんだかいないんだかわからない感じで、フラフラしている人もいます。本人からすればあと数年間ぶら下がっていれば、、、、という思いもあるだろうとは思いますが、一方で、周りからすると、特に若い世代に及ぼす影響は大きくて、モチベーションの低下に繋がったりと、色々と副作用が発生します。
15年後の私がどうなっているのかは全くわかりませんが、その時、部長職を終えて役員にでもならなければ、その先に待っているのは平管理職への出戻りです。どういう心境かは分かりませんが、それまでのように前向きにエネルギーを出して物事を進めていられるか?と言われると、ちょっと不安が残る気もします。
と言うこともあり、きっと一旦の定年は60歳ではなく、55歳と考えて、それまでの残りの15年間を最大限の出力で過ごしたほうが自分にとっては幸せな気がします。なので、最近の私は、今の組織で定年まで過ごしたとした場合、すでにキャリアの半分を終えていることになり、いよいよいろいろな事が明るみになってくる頃だと思い、ちょっとドキドキし出しています。
ただ、自分ではどうにもできないことをぐずぐずと考えていても仕方ないので、北極星の方向を向きつつ、目の前にある仕事を全力でこなし、できるだけ遠くへ行ってみたいと思います。
定年後に向けてはどうするのか?
仮に、55歳で定年した際に、その先に何も用意されていなかった場合、未来ある若者のお荷物になるのも誰のためにも良く無いし、自分自身のためにも全然良く無いので、それだけは避けたいと思います。一方で、先に立つものが無い状況では日々の生活すらままならないため、そこをどうにか手当てしなければなりません。仮に55歳で退職したとしても、その先の生活を成り立たせるための資本が必要になります。
これを賄うのが、現在一所懸命作っている資産になると思います。
2021/3末をもって、新卒で入社してからまるっと15年が経ちます。15年で積み上げた資産は、そこそこのサイズになってきました。特に、ここ数年での資産の増加速度は目を見張るものがあります。これは、1)好景気に押されて私の資産のほとんどを占める持株会の評価額が圧倒的に上がったこと、2)駐在を始めたことで入金力が増した、この2点に尽きます。
持株会の評価額も、自分の駐在も自分でコントロールできるものでは無いのですが、ここ数年はこれがうまくハマり、資産の増加速度をブーストしています。今の駐在員生活ももう直ぐ3年が終わり、この先はいつ呼び戻されるかわからない状況になりますが、少しでも長い間、海外に籍を置いて、資産を膨らませられればと考えています。
妻と話すのは、40代は海外にいられたらいいよね。と言うことなのですが、どうでしょうか?今の土地に、あと10年は流石に勘弁なのですが、一度日本に戻るか、もしくはそのまま横滑りで次の土地へ行き、5年程度過ごし50手前ぐらいで日本に戻るか、もしくはそれこそ、55まで海外にいてそこで定年を迎えるか・・・。
どうなるかは分かりませんが、定年を迎えたタイミングで、残り5年で稼げるであろう収入と同額か、それ以上の資産がすでにあるようであれば、無理して雇用を延長せずに、何か次のことを始めるために、大きな組織での役割は後進に譲ったほうがいいのかもしれないなと思います。
まとめ
- キャリアも折り返し地点に差し掛かり、残り半分に対して今考えていることをメモしました
- 残り何年海外にいられるかは分かりませんが、できるだけ長い時間を海外で過ごし、資産を効率的に膨らませ、満を辞して、余裕の態度で55歳の定年を迎えたいと思います