はじめに
サラリーマンだけをやっているとなかなか気づけないかもしれませんが、世の中には粋な感じでお金を使う人たちがいます。これは、学生時代にレストランや結婚式場で働いてきた経験からなんとなく認識していたのですが、それがどういうことなのかはいまいちわからずにいました。
今回、これに関して少し整理された気がするので、メモしておこうと思います。
お金の影響範囲
ちょっと分かりにくいかつ、大袈裟な言い方かもしれませんが、「粋なお金」を使うというのは、影響範囲が大きく、より多くの人の幸せに資するお金を使うことなのではないかと思うようになりました。
以前からこの人は味のある人だなと思って、お付き合いをさせていただいている会社のおじ様がいるのですが、この人って何かやっぱり他の諸先輩方とはちょっと違うよなと思っていました。
私が会社で先輩と言うぐらいの方々なので、私と会った際にご飯をご馳走していただくことぐらいは、金額の多寡によらずもちろんあるのですが、そのお金をどういった形、目的で出すのか?が「粋なお金」とそうでないお金に別れ、つまるところ、「粋なお金」と言うのは、そのお金によって、より多くの人を幸せにすることができると言うことなんだなと思いました。
例えば、一緒に食事に行ったときに、私の分まで負担していただいたとします。例えば、お酒を持ち込んだときに、スタッフの皆さんにも少しお裾分けしたりします。例えば、ボトルを入れたときにも、スタッフの皆さんに少しお裾分けしたりましす。例えば、誰かにご紹介いただいたお店に行くときには、気持ち程度の手土産を持って行ったりします。
そういった、一つ一つは他愛もないやり取りであり、そうしなければならないものではないのですが、でも、それをすることで、自分、自分達(一緒にいる相手を含む)、みんな(自分達とお店)と、少しの幸せが広がっていくのが見える、そんなお金の使い方が、「粋なお金」の使い方なんだなと思いました。
私はこれまで、お店に差し入れをしたことはなかったのですが、今回はご紹介いただいたお店であり、おじ様が贔屓にされているお店ということもあり、ご挨拶も兼ねて差し入れを持って行きました。
それによって、もらう方が嬉しいのはさることながら、おじ様も「こういった気遣いのできるやつなら連れてきてよかった。」と思ってもらえるかもしれないし、また、それによって次回一人でお邪魔するときにも快く受け入れてもらえるかもしれないと思うと、お店に行く前に何となく思いつきで買って行った差し入れも、いろいろな人を少しずつ幸せにしていることが見てとれるので、割と「粋なお金」の使い方に近かったのかもしれないなと思いました。
まとめ
- 「粋なお金」というのが少し見えてきたので、そのことを簡単にまとめておきました
- こういうのは、気になる人にしかわからない物であるのは事実なのですが、そういったことがわかる様な次世代が私の元に現れた時のために、私も引き出しを少しずつ増やしていこうと思います。