はじめに
一年の抱負と言うとちょっと大げさですが、今年一年をどんな年にしようかと言う、大まかな方向を持っておいた方が、有意義に時間を過ごせるという点に関しては、あまり異論も出ないと思います。
同様に、自分で設定した方向性に対して、自分がどれだけ上手く進めたかどうかを振り返ることは、次の1年、ひいてはその先の人生の方向性を定めるためには、同じく重要なことに異論もないと思いますので、ここに、今年一年の振り返りをしておこうと思います。
年初の記録はこちら。
役割の整理
人間だれしも、複数のコミュニティーに所属しており、そのコミュニティの数だけの顔があると考えると、それはつまり、それだけの役割があるということで、まずは、改めて、私の担う役割を整理しておこうと思います。
プライベートでの役割
- 妻にとっての夫
- 娘にとっての父親
- 両親にとっての息子
- どの関係からも切り離された個人
社会人としての役割
- 駐在先での社員
- 日本での所属先での社員
役割毎の方向性
各々の役割に対して、今年の成果はこんな感じになりました。
プライベートでの役割
- 妻にとっての夫
家族を構成するための最小限の単位であり、私の人生で両親に勝るとも劣らない、最大の協力者たる妻にとって、同じく最大の協力者たる夫となれるように、今年も精進します。
なかなかできた妻なのですが、それでも初めての子育てを、単独で海外でやるのはなかなか大変なことと思うので、引き続き、妻のストレスが少しでも軽減されるように、色々と気を遣って行こうと思います。
また、今年は2021年の不妊治療の成果もあり、待望の第二子が出産予定ですので、これまで以上に仕事だけでなく、家のこと、娘のこと、妻の身の回りの事等、無理しすぎない範囲でできるだけ実施して、妻が安心して妊娠、出産に臨めるような環境を整えようと思います。
というのが一つ目の目標だったのですが、成果の程はというと、どうでしょうか?自己評価でしかないので、何とでも言えると思うのですが、夏に迎えた第二子の誕生やその前後のサポートなど、やれることは何でもやって、相当しんどかったのですが、それでも無事に第二子も生まれ、家族を一つの組織としてまとめる役割を果たせたかなと思います。 - 娘にとっての父親
我が家の娘も、3歳を過ぎ、だいぶいろいろなことが分かるようになってきました。言葉も、英語メインではあるものの、日本語も徐々に増えてきて、2021年の1年間で目覚ましい成長を見せてくれました。
今年も、引き続き、何にでも挑戦し、達成することの喜びを覚えて欲しいと思うので、基本スタンスは本人の挑戦を応援するサポーターとしての活動が主な活動になるかと思います。また、本人はどうもダンスをすることが好きなようなので、この辺りは、本人の嗜好に沿ってもうちょっと掘り下げていってもいいかもしれないと思います。
まず、娘のパーソナリティに関してですが、いろいろなことがわかる様になってきた反面、少し人見知りの様な感じが見られる様になってきました。また、長男が誕生したことで、娘自身も「お姉ちゃんとして」弟を可愛がることができる様になってきたのは、目覚ましい成長だなと思います。
長男の誕生前後では、多少なりとも赤ちゃん返りする場面もありましたが、それはそれとして私も妻も受け入れ、娘が過度なストレスを溜めることなく、長男を家族に迎え入れることができたのは、とても良かったと思います。
一方で、躾の方はなかなか難しいですね。長男の誕生を受けて、多少緩くなってしまった部分もあるのですが、だいぶ落ち着いてきたので、来年はこの辺りもしっかりして、そこに行っても恥ずかしくない。それぐらいまでには持っていきたいと思います。 - 両親にとっての息子
この役割は、両親の加齢もあり、そろそろ役割に求められていることが転換点を迎えている感があります。昨年、母もついに引退し、父と揃って実家を引き払い、少し都心に近い場所へ転居しました。
新居は、兄やその他、仲良くしてもらっている従妹などとの距離も近いので、一旦安心ではあるのですが、この先、孫と過ごせる時間も限られてくると思うので、残りの人生を有意義に過ごしてもらうためにも、日米間の往復は必要になってしまうものの、今年も1回、できれば2回ぐらいは孫と一緒に過ごせる時間を用意できればと思います。
ここに関しては、春先と年末と2回、家族で一時帰国し、その際に娘とゆっくり時間を取ってもらえたので、まぁ、予定通りといった感じかと思います。また、息子に関しては、誕生後初めての帰省になるので、私の両親としてもとても楽しみにしてくれたのではないかと思います。
社会人としての役割
- 駐在先での社員
日本では単なる平社員の私も、駐在先ではそれなりのポジションについて、それなりの仕事を行っています。また、そのポジション自体も2021年4月に上がってしまい、社内においても、相応に責任のある立場になってきました。
今年は、いくつか大きな仕事が待ち構えているので、私のやっている仕事を、きれいに整理して、そのうち来るであろう、後任者に引き渡せるような状況にするには、それなりに大変そうですが、社内のメインメンバーが英語話者に置き換わる前に、後任者に渡しておいた方が良いとも思うので、今年はこの辺りをどうしても整理していきたいと思います。
ここに関しては、ある種予定通り仕事の幅や量が一気に拡大し、ちょっと後任者への引き継ぎどころではなくなってきてしまった感じはあります。なので、予定していたことはほとんど達成されてはいないのですが、仕事上の実績だけは残してしまいました。 - 日本での所属先での社員
こちらは、日本での所属先が変わったこともあり、ここでやっていた仕事も、現在の仕事に合流し、2022年はついに目に見える形で、価値を提供するステージに突入します。私のキャリアの中でも、なかなかこういう機会は無かったので、これをぜひともうまくやり切って、次のステージに自分のキャリアを上げていきたいと思います。
こちらに関しては、別の点で日本から評価された様で視野が一段と上がった様で、十分に活躍してもらっているとの褒め言葉をいただくまでになってしまいました。当初予定していた活動は、年度頭からのタスク量がヘビーすぎて全然立ち上がらなかったのですが、新しい人間関係の下、再始動し、少しずつ成果を形にするところに来ては居るので、まぁ、ぼちぼちといった評価でしょうか。
どの関係からも切り離された個人としての方向性
私個人としては、今年は、以下の3点を中心に考えていた様ですが、どうだったのでしょうか?
- 健康
たまに投稿してはいますが、やはり蕁麻疹が収まらずに、今でも運動をすると蕁麻疹が出る状況に変わりはありません。これに伴い、昨年10月ごろから運動すること自体を遠ざける状況にあったのですが、改めて、運動習慣の獲得を実現しようと思います。
どれぐらいやると、どれぐらい蕁麻疹が出るのかは、昨年の実績からだいぶ分かってきたので、体に負荷のかからない範囲で、有酸素と無酸素を取り込みながら、気分転換ぐらいの気持ちで、運動を継続しようと思います。
一方で、昨年始めたことに、睡眠中の様子をApple Watchで記録するという活動があるのですが、これによると、私は7時間程度はベッドの中にいるものの、実際に寝ている時間は、4時間程度のことが多く、あまり、睡眠の質が良くないことが分かってきました。
恐らく、睡眠はこだわりすぎてこだわりすぎることのないもののはずなので、今年は睡眠の質にもこだわって、健康維持に努めようと思います。飲酒を控える、就寝前の炭酸水を控える、11時には就寝などなどです。
振り返ってみると、やはりなかなか難しいのですが、蕁麻疹に関しては大きな成果があり、ほぼ発生しなくなりました。
今年の3月に一時帰国して以降、それでもやはり運動はしたいということで、まずはウォーキングから始めて、少しずつ強度を上げて、結果1時間程度であれば、問題なくランニングができる様にはなりました。
また、睡眠中のapple watchですが、継続して記録を取っております。結果、何ができるわけではありませんが、まずは現状を認識して、睡眠の質を上げるための活動を模索し、継続していこうと思います。 - 時間
時間の割り当ても、自分にとっての優先順位に従って、少しずつ変えていこうと思います。自分の健康は何にも優先するので、睡眠時間の確保が何よりも重要であることは間違いがありませんが、その次は家族だと思います。
今年の夏ごろには、待望の第二子が誕生する予定なので、それまで、また、それ以降も家族が健康で健やかに日々の生活を送れるように、自分の時間を投資して行こうと思います。
今年一年を振り返って、家族が健康に健やかに日々の生活を送れる様に、自分の時間を投資できたか?という点ですが、どうでしょうか?長男誕生以降も、割りに自分の時間を有効に投資できたのではないかと思います。
一方で、時間を節約するための投資ができたか?という点に関しては、あまりできた気もしませんでした。どちらかというと、まだ投資対象資産のボリュームを膨らませるべく、せっせと投資していた印象です。 - お金
我が家の資産状況の振り返りのあたりに記録しておいた通りですが、円安や、所属組織の株価の上昇もあり、資産と言う意味では、既婚サラリーマンが築くにはなかなかのサイズの資産になってきたと思います。もちろん、まだまだ大きくしていきたいとは思いますが、少しずつ、時間を買うためのお金や、家族の幸せのためのお金に割くボリュームを増やしていこうかと思います。
今年は年間を通して驚異的な円安が進みました。一方で、所属組織の株価や、米国株式自体のパフォーマンスは全く振るわなかったため、年初と比べてもプラマイちょっとマイナスぐらいでしょうか?
また、投資金額という観点でも、割と出費の嵩んだ一年&円安で日本円をアメリカドルに両替するのも憚られるぐらいの感じだったので、結果、アメリカドルベースでの投資金額は当初予定には全く至らないぐらいの額にしかならなかったと思います。投資に関しては、別途まとめようと思います。
まとめ
- 202年初にまとめた方向性をもとに、結果を振り返ってみました。
- こうやってみると、外向けのこともうち向けのことも概ね達成されたことが多いと思えます。また、一番の成果は長男の誕生であり、家族としてこれを無事に迎えられたのは、何にも変え難い財産となりました