はじめに
どこかの投稿で、転職をすることにしたみたいな話を書いたと思いますが、それに伴い、入社依頼、ただひたすら買い続けた、所属組織の持株会預かりの株式がありますが、この処分をどうするか?という問題があるので、今の所の考えを書いておこうと思います。
色々とベネフィットが多かった持株会
持株会のベネフィットは、所属企業によって異なると思いますが、私の所属していた企業に関しては、e-shipを採用していたこともあり、割とベネフィットを多かったのではないかと思います。
ざっと、並べるとこんな感じです。
- 奨励金
- 自動配当再投資
- e-shipの利益山分け
それぞれ、簡単に説明していきます。
- 奨励金
これはどこの企業の持株会でもあると思いますが、拠出金額に対して、一定割合で会社がマッチングして、買い付けのための原資を増やしてくれるというものです。割合は、会社により異なると思いますが、私の所属していた組織では、定期預金にしておくよりも、はるかにいい割合で、付与してくれていました。 - 自動配当再投資
私は、地味ですが、これが最もありがたいと思っていました。持株会であろうが、なんであろうが、普通株式を持っていれば、配当は支払われます。通常の証券口座であれば、この配当に関しては、どのような扱いにするかは、自分次第であり、まずは現金として証券口座に入金されます。
意志が弱いと、ここで現金として引き出して、使ってしまったり、買い付けるタイミングを考えて、永遠に証券口座に現金が眠ってしまったりします。一方で、自動配当再投資が設定されていると、その辺を無視して、高かろうが、安かろうが、金が必要だろうが、何だろうが、こちらの意思など無関係に、勝手に定期的に株式を買い付けてくれます。 - e-shipの利益山分け
これは、e-shipの解説の投稿に記載したと思いますが、ある一定の信託期間において、持株会信託に株式売却による利益が貯まった場合は、それを会員間で同期間の株式増加数字に応じて比例配分するというものです。
これまで、何度か山分けがありましたが、毎度、お小遣いと呼ぶには大きすぎる額の入金がありました。まぁ、それだけ大量に買い付けているということでもあったのですが。
これらのメリットがなくなる前提で、所属組織の株式をどう取り扱うか?とても大きな問題になってきています。
株式をどうするか、配当をどうするか。
割とまとまった金額があるので、どうするのか?は本当に悩ましいと思います。悩ましいのですが、考えるポイントは、二つで、1)株式をどうするか?、2)そこから生まれる配当をどうするか?です。
- 株式をどうするか
まずは、元となる株式の処分ですが、とても悩ましいです。株式資産のほとんどが、所属組織の株式なので、ちょっとリスクが偏りすぎている気がします。とは言っても、所属組織を変えることで、今までよりは、リスクは分散されました。今までは、資産も収入も所属組織からのものしかなかったので。
一方で、ある種見切りをつけて、所属組織を変えることにしたので、その株を引き続き持ち続けるのも、なかなか、個人的には大きな矛盾を抱えるなと思います。
とりあえず、しばらくは、証券会社の口座に入れておこうと思いますが、この先ずっと入れておくのか、はたまた、どこかの時点で移管するのか、売却するのか、今のところ未定です。
売却すると、税金をおよそ20%払わなければならないので、売却は現実的には難しいかなと思っています。それよりは、野村のWebローンなどを使って、融資を引き出すためのネタとして使うのが妥当かなという評価です。 - 配当をどうするか
続いて、株式から得られる配当に関してです。
所属組織の現時点の配当利回りからすると、こちらも、お小遣いというには割と大きめな額の配当収入が得られることになります。これまでのように、マーケットで所属組織の株式を買い続けてもいいのですが、株式の方と同様に、ある種見切りをつけたはずの組織の株式を追加して行くのは、なかなか矛盾しているなと思います。
そうなると、別の投資先に資金を振り向けるか?ということになるのですが、その先はどこになるでしょうか?
例えば、幸いに、私は米国の証券口座を維持しているため、資金をドル転して、口座に入金し、アメリカでVOOなどを買うこともできると思います。もしくは、日本の証券会社の口座から、投信として、同指数に連動するものを買うこともできると思います。
いずれにしても、バランスの悪い株式資産の割合を是正する方向にこの資金を向けるという話です。
一方で、最近始めた不動産投資の頭金として利用するという選択肢も悪くないと考えています。
不動産投資だと、物件価格のおよそ10%〜20%程度の頭金が必要になるので、単年度の配当では実現できず、数年間分貯めた上で、それと他の資金を合わせた上で、次の不動産購入のための資金にするという流れかと思います。
個人的には後者としたいと思っていますが、そこそこ時間もかかり、その間資金を遊ばせておくのも何なので、いったん、投資信託などに振り向けた上で、必要に応じてそれを解約する流れになるのでしょうか。
何がいいのか?というのは、なかなか決め難いところもあるのですが、まぁ、概ね上記に記したことの組み合わせの範囲は出ないだろうなと思います。有休消化の期間にじっくり考えられればと思います。
まとめ
- 所属組織の持株会に保管している資産の扱いに関して、今考えていることをメモしました。
- 幾つか案はあるものの、おそらく、この先、貯蓄では一生かかっても取り戻せないぐらいの金額にはなっているので、選択は慎重にというところですが、多少の冒険もしつつ、この先も、安定的に資産を増やしていければと思います。