Apartment探し 〜後編〜

前回までのあらすじ


  • 私がDallasに着いてからApartmentに入居するまでの経緯を振り返りながらまとめています
  • 前回は物件の探し方まで振り返りましたので、今回は内覧の手配から入居までを振り返ります

内覧


アパートメントの内覧は日本に比べるとかなりスムースにできます。というのも、仲介業者が管理会社から鍵を借りてきて・・・みたいなやりとりがほぼ無いので、ぷらっと現地に行って、「見せて」といえばすぐに見せてもらえます。

ここで重要なのは、自分が興味がある物件が本当に空いているのかをちゃんと確認してから行くことと、写真付きのID(私は何も持っていないのでパスポートでした)を持参しなければならないということです。

全体の流れでも書きましたが、検索サイトの情報はリアルタイムで更新されているわけではないので、行ったは良いがもう埋まってました。ということがここでも良く起こります。アメリカは基本的に車社会なので、自分が興味を持ったいくつかの物件がえげつなく離れていることもままあります。なので、ちゃんと事前に確認しましょう。

・・・で、どうやって?

各アパートのWebsiteで確認できます。これは驚いたことの一つなのですが、各アパートが各々Websiteを開設していて入居後もいろいろなことがこれを中心に行われます。例えば、入居の契約のやり取りや、デポジットの入金、毎月の家賃などアパートメントの管理会社とやり取りが必要なことのほぼ全てがWebsite上で完結出来ると言っても過言ではないと思います。国土が広くて、いろいろなことを遠隔地からやらざるを得ない&必ずしもみんなが英語を喋れるわけではない多民族国家ならではの進化だなと思いました。

もちろん、内覧の予約もWebからできますので、事前に時間の都合をつけて、身分証明書を持って余裕を持って内覧に臨むのが良いでしょう。

契約手続き


契約手続きは現地のリーシングオフィス(各アパートメントにある管理会社の窓口みたいなものです)で対面で手続きできますし、内覧のところでも触れましたがオンラインでも可能なようです。

手続き自体は日本と同じで、申し込み→審査→契約の流れになります。日本と違うのはマンションなのにApplication feeを取られるところでしょうか。空き部屋に応募して審査をしてもらうだけでちょっとしたお金を取られます。なんだかなぁ、と思いますがそれがここのルールなので仕方ないですね。

また、契約に関してとてもアメリカらしいなぁと思ったのは、この申し込みは誰の担当かというのが決まっている点でしょうか。もちろん日本でもメインの担当となる人は決まっているとは思いますが、その人が不在の際のバックアプ体制もちゃんとあることが普通だと思いますが、ここでは違いました。とある人の担当の申し込みに関しては、他の人は全くノーッチでした。おかげで私が申し込みを行ったその日から担当者がバカンスに出かけてしまい、申し込み受付が2日間放置され、危うくホテルのCheck outまでに入居ができない事態に陥りそうになりました。

また、晴れて契約手続きができるようになると今度はセキュリティデポジットを求められます。これは日本で言うところの敷金といったところでしょうか。デポジットなので退去の際に返金されますが、家賃1ヶ月分求められるので、渡米後間も無くで給料もまだまだ振り込まれない状態の私はこれを払うことができず、と言うか収入がない状態ではできるだけキャッシュアウトを遅らせたいと言う思惑もあり、会社と相談してみました。まぁ、不思議な感じですが直接借りることはできないものの、仲介業者に立て替えてもらいそれを会社に請求してもらう。その後、給料から天引きするという方法が許可されたため、これでデポジットの支払いを実質1ヶ月以上先送りすることができました。何でも相談してみるもんです。

MBAで学びました。Cash is king in turbulence.です。Turbulenceはいつ来るか分からないので、収入が無い状況ではできるだけキャッシュアウトを抑えましょう。

入居当日


さて、入居当日ですが、ここでも日本ではあまり考えられないことが起こります。Utility(いわゆる電気ガス水道です)の契約です。日本だと、ガスは開栓の依頼が必要なので、遅くとも前日にはガス会社に連絡しなければならないと思いますが、水道と電気はなんだかんだ言っていつでも使える状態になっているのが普通だと思います。水道は生死に関わりますし、電気なしでこの世の中を生き抜くのは不可能なので。

アメリカは送電が自由化されているため、いわゆる電気会社を自分で選んで契約しなければなりません。そして、これが入居前日までに終わっていなければなりません。私のケースでは、契約手続きが終わったのが入居前々日でそこから電気会社を探して、電気利用の手続きを依頼して・・・。という話だったんですが、これがなかなかうまくいきませんでした。

まず、Webから申し込んだもののいっこうに音沙汰がなく、申し込みがちゃんと終わっているのかどうかよく分からない不安な状態で一晩過ぎ、いまいちだということで直接電話したら連絡を待っていただの云々カンヌン言われちょっとイラっとし、その上でお前の指定した住所にお前のアパートメントは無いと言われ、新築だからじゃねーか?といったら、じゃここに電話してくれと言われ、うだうだしながら方々に電話して確認しまくったところ、最終的には自分が指定した住所が間違っていたことが分かり一件落着でした。契約番号?みたいなものをリーシングオフィスに通知し、翌日(入居当日)の業務終了後無事に入居できました。

最後に


ここまでDallasでの賃貸物件探しおよび入居までの流れを振り返ってきました。これが大変と思うか、大変と思わないかは人次第だと思いますが、赴任早々で交通ルールも十分に理解していない未知の国で、毎日車で通勤する苦悩を抱えつつこれらの手続きを進めるのはそれなりに苦労しました。が、何か新しいことを始めるのは学びが多いのも事実です。私はこの新しいことを学び、今まで出来なかった事が出来るようになっていく自分が好きです。なので、これからも大なり小なりどんどんいろんなことにチャレンジしていこうと思います。

以上、Apartment探し終了です。

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