はじめに
海外に住んでいる日本人で現地発行のクレジットカードを止められちゃう人ってどれぐらいいるんでしょうか?今回は私の実体験を交えて、クレジットカードを止められた場合の対処法を説明します。(アメリカ発行のJAL USA カードのケースです)
クレジットカードはなぜ止められるのか?
クレジットカードが使えなくなるケースは、全部で4種類あります。詳細に分類するともっと細かく分かれますが、この辺がメジャーなのでこの4種類だと言うことにします。
- 利用限度額超過
- 支払い遅延
- カード会社が怪しい利用を検知
- 紛失・盗難などにより利用者がカード会社に依頼
各々説明するまでもないと思いますが、以下に簡単な説明を記載します。
事象 | 理由 | 対処方 |
---|---|---|
利用限度額超過 | 自分の借入額(ショッピング、キャッシング、リボ払いなど含めて全て)が借り入れ限度額上限に達してしまったパターン | 使う前に払いましょう。 |
支払い遅延 | 期日に必要なだけのお金を用意できずに、支払いを遅延させてしまったパターン | すぐに必要額を支払いましょう。 |
怪しい利用を検知 | 利用者の通常の行動には当てはまらないようなカード利用をカード会社が検知して勝手に止めるパターン | カード会社に連絡して使えるようにしてもらいましょう。 |
利用者が依頼 | カードを紛失、盗難されて利用者がカード会社に連絡して止めてもらうパターン | 新しいカードが発行されて届くのを待ちましょう。 |
カードを止められた時の対処法
いずれのケースも対処法があまりにも自明なのですが、「怪しい利用を検知」に関しては、カード会社とのやり取りが発生するので、実際に発生した時の対処法を記載しておきます。
- カード会社から連絡を受ける
- 最近の利用状況に関しての質問に答える
- ロックを解除してもらう
といった流れです。1.に関しては、登録している連絡先(電話とメール)の両方に連絡がありました。その後、機械音声にしたがって、カード利用明細ごと(金額、支払い先、利用日付、時間など)に承認するかどうか聞かれ、承認するようであれば何らかのボタンを押して・・・みたいな形で流れていきます。重要なのは、この時に自分の身に覚えのない請求があった場合はもちろん承認しないと言うことです。でないと、自分が使ってもいない費用を支払うことになります。
これらのやり取りを終えると、晴れてカードが利用できるようになります。
私のケース
さて、私のケースではなぜカードを止められてしまったのか?
最大の理由はPaypalを使い始めたことにあります。ちなみに、Paypal自体は何にも悪くないので誤解無きよう。
どう言うことかと言うと、アメリカでクレジットカード生活を満喫しようと考えている私は、カードを新しくするたびに各サービスの登録画面から必要情報を入力するのがめんどくさいので、Paypalが使えるところは、Paypal決済にしてPaypalからの引き落としカードを変えることで、その手間を省こうと考えました。
つまり、例えばUberやLyftといったonlineで決済のできるサービスはだいたいPaypalでの決済を受け付けているため、それらのサービスに個別にクレジットカードの情報を登録するのではなく、そこにはPaypalの情報を登録し、Paypal側に自分のクレジットカードを登録することで、これを実現しています。あまり多くのonlineサービスを使っているわけではないのですが、これでUber,Lyft,Starbucksなどカードを新しくした際にはいっぺんに決済用のカードを切り替えることができます。
この状態で、先週金曜は会社の同僚と外食し、ここでカードに$300ぐらい課金、その後Lyftを使って2,3回移動、その後Dallasのバーでカードを使い、翌日は同じく会社の同僚とゴルフを楽しみました。上記の通り、Lyftの課金はPaypal経由で支払っているので、カード会社にはPaypalから請求が行くように見えます。するとカード会社から見た私の一連の行動はどう見えるかと言うと、
- 9/29 21:00 $300@Dallas
- 9/29 21:30 $20@CA(LyftだけどPaypal)
- 9/29 22:00 $20@CA(LyftだけどPaypal)
- 9/29 22:10 $30@Dallas
- 9/30 13:00 $30@Dallas
こう見えます。となると、私はDallasにいるのにも関わらずCAで利用されているこの2.3.は俄然怪しく見えますね。私以外の誰かが使っているように見えますよね。
よって、クレジットカード発行元のFirst National Bank of Omahaがカードの利用を停止してくれました。私はこれをゴルフ後のBBQの買い出しの精算時にカードが使えないことで気づきました。最初は何だろう?って思いましたが、カード会社からメールがきてそう言うことね。と得心がいきました。
私のケースでは、カード会社からのメールと電話(これは取れませんでしたが)で連絡があり、メールに記載の電話番号に電話し、上記、2.からの利用明細を一つ一つ確認し、承認するかどうか聞かれOKして行くことで手続きは終わりました。
確認内容は、金額、請求元(社名、住所)、日時ぐらいだったと思います。OKならば1を押して、NGだったら他のボタンを押してみたいな感じでした。最後のBBQに関しては、支払いは別の方法でしたものの、請求が届いているみたいな話だったので、それはNGとしたらオペレーターに接続され、カード番号、生年月日、母親の旧姓を聞かれ買い出しの請求に関してはどうのこうのって言われて無事にカードが復活しました。
まとめ
- カードが止められても焦らない
- だいたいのケースは支払い漏れなのでさっさと払いましょう
- 身に覚えがないときはカード会社に連絡して適切に対応しましょう