両親の余剰資金の運用に関して

はじめに

私が40ということは、私の両親もそこそこの歳になっており、真面目に働いていたせいか、少しだけ使途の決まっていない余裕資金があったようで、これの運用を預かることになったので、顛末と方向性をメモしておこうと思います。

これまでの運用

母親は若い頃から興味があって、たまに株を買っていたようですが、父親は金融機関に務めていたということもあり、株式での資産運用などは全くしていませんでした。その両親が、父親の引退を機に少しまとまったお金を某証券会社に預けていたことは知っていたのですが、去年ぐらいから巷で話題のファンドラップにそのお金を預けていることが判ったので、流石にこれは金の無駄だと思い、やめてもらうことにしました。

某証券会社とは、そこそこ長い付き合いになっていると思いますが、その間も良く判らん新興国と名のつくものや、事業内容も理解しないまま「値上がりするかも知れない」という理由だけで、どこぞの会社とも知らない株を買っていたようで、以前から気にはしていたのですが、ファンドラップを買ったという話を聞いて、流石にこりゃダメだなと思い、代わりに運用をすることにしました。

幸い、私自身は資産運用に関して、両親からそれなりの信頼を得ているようで、「もう直ぐ更新のタイミングなのでどうしようか悩んでいる・・・。」という相談をしてきてくれたため、じゃぁ、ということでこの先は、両親の資産の運用を引き受けることにしました。

この先の運用方針

ということで、次回一時帰国した際にでも、どこかのネット証券で口座を開設し、NISA枠と特定口座でS&P500連動の投信、残りは債権といった具合のベースのポートフォリオに、もし本人たちが興味のある個別の銘柄や、ETFなどがあればそれを適当にブレンドしながら全体としては、保守的な資産運用をしようと考えています。

歳も歳なので、多くの部分は債権に振り向けることになりますが、じりじり米国10年債の利回りが上がり出している状況で、一気に資金を投入するのはどうも気が引けるので、今ある資金を1,2年ぐらいかけて投入するようなペースになるかなと考えています。

おそらく、両親が心身共に健康でいられる時間はそう長くなく、その中で、自分の資産が日々少しずつ増えていくことを実感し、自分たちが健康で思うように体が動くうちはその増えた分を自分たちの楽しみのために使い、自分たちが十分楽しんだなと思った後は、孫たちにあげるお小遣いの原資にでも当てられるような、そんな資産の運用ができればいいのかなと思います。

両親を見比べると、母親は商売をしている家系に育ったので少しリスク選好方、父親は少しの値動きも気になる方なので、より保守的な運用を。そんな形で、全体の7割ぐらいをAGG/BND、残りをVTI/VOO、母親に関しては少しだけSPXL/TQQQ/TECLなどのボラティリティーの大きなものを混ぜてみようかなと考えています。

まとめ

  • 両親の資産運用の一部を引き受けたことを書きました
  • 人の資産であり、冒険をするつもりは全くありませんが、当人たちが納得のいく運用をして、豊かな老後を過ごすための資金を少しでも増やせたらいいかなと思います

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