はじめに
こんなことを言うのはちょっと恥ずかしくもあるのですが、私が毎晩フロスをする様になったのは、アメリカで歯医者にいく様になってからです。
元々歯磨きでも十分だろうと思っていたのですが、それでもたまに虫歯ができている状況に鑑みるに、やはりフロスは必要だろうと思い、フロスも毎晩する様になりました。そんな私は、もう一生虫歯とは無縁だろうと言うお話です。
歯は代替が効かないので、眼と同じぐらい大切だと思っていた
私にとって重要なものの中に、代替が効かないもの、一部機能を失うとその機能を維持に多くの費用がかかる物という考え方があります。
眼はたまたま悪くならず、40を超えた今でも両目1.0以上の視力を維持しているのですが、特に意識はしていませんでした。
一方で、歯は、父親の歯が綺麗でなかったこともあり、小さな頃から結構気を遣って磨いていました。それでも、たまに虫歯ができたりしつつも、アメリカに来るまで全て自分の歯を維持していました。
そんな私は、朝晩10分ぐらいかけて、入念に歯を磨いているので、そうそう虫歯にはならないので、歯医者に「フロスしてますか?」と言われても、週末にしてます。と答えるぐらいでした。
ところが、アメリカに来て歯医者へ行き、今までなんともないと思っていた歯をガッツリと治療する羽目になりました。多分、神経は生きていると思うのですが、えげつない痛みと高額な治療費をかけて奥歯を一本、治療しました。
費用的な部分は、保険も効くので目玉が飛び出るほどにべらぼうにというわけではなかったのですが、それでも結構な金額がかかりました。私が毎晩フロスをする様になったのはこれ以降だと思います。
歯磨きはフロスが4割?
この、脂汗が出るほどの痛みを伴う治療のせいもあり、また、これまでも虫歯ができるのは歯と歯の間だったことを思い出したこともあり、それ以降、1日も欠かさずに毎晩フロスをする様になりました。
実際にフロスをする様になると思うのが、ただ歯を磨くだけだと、結構な割合で肉などの繊維質のものが歯と歯の間に詰まっているという事実です。本当に、認めたくないのですが、歯の健康は歯磨きだけでは達成されず、歯磨き+フロスを正しくやることにより、ようやく実現されるということがわかりました。
また、と言うことは今まで結構な割合で、歯と歯の間に物が詰まった状態で眠りに就くことで、虫歯ができる隙を自ずと作り出していたということで、よく虫歯ができなかったなとも思います。
年に2回、クリーニングと歯科検診に行く私は、いつも歯茎の状況も確認してもらい、ほとんどの観測点で2,3mmなので、何の問題もないなと思っていたのですが、歯と歯の間はその観測には含まれない部分であり、ここを健康に保つにはフロスしかないなと改めて思い、毎晩毎晩必死にフロスをする様になりました。
その甲斐あってか、先日歯医者にかかった際には、親知らずに関するコメント以外はなく、アメリカ人の歯科医師からもとてもきれいな良い歯をしているとお褒めの言葉をいただきました。
まとめ
- そんなこと当たり前かもしれませんが、歯の健康を維持するためには、正しいブラッシングと毎晩のフロッシングです
- 私は齢40にしてようやくこれに納得し、毎晩実践する様になりました。人生80年を超える昨今ですが、これで80歳まで私は自分の歯を維持するための最低限の知識を獲得したことと思います。