はじめに
この投稿では、Ethicsクラスの振り返りをまとめていきます。このクラスは四週間のクラスなので、全部で4回です。
Session1 2021/11/3
構成
講師:Steve Borek
メンバー:7人(自分含む)
サマリー
講師が主導するディスカッションを通じて、CoachingにおいてEthicsとは何かを考える。いろいろな意見があったが、Steveが強調していたのは、EthicsとはWhat tells you right and worng.であって、Feelingsによるということ。
Ethical Breachはいろいろなところで起きているので、本当に気を付けなければならない。Coachingに関して言うと、カウンセリング、セラピーなど本来であれば、専門家を紹介すべきところに踏み込んでしまうこともEthical Breachであり、その境界がとても曖昧なので、気を付けるべし。
SteveはMtoMでの契約しかしていない。これは、お互いがHappyであり続けるためにとても重要なことだと思っていた。
気付き
Ethicsといえば、それは育った環境(国、文化など)に強く影響される、とても主観的なものなので、個人のFeelingだけに頼るのでは、Standardとしては心もとないなと思った。この点に関しては、次回以降のClassで取り上げると言っていた。
お互いにとって価値を感じられない関係(自分も価値を提供できない、相手も価値を感じられない)は継続しても、幸せでは無いので、契約はMtoMにしかしていないというコメントはなかなか強烈だと思った。
生業だとすると、稼がないとならず、安定的に稼ぐには、契約を長くした方が良いはずだが、そうすると、返金が発生した場合、色々とややこしいという話と、それ自体が自分自身が無用なリスクを負わないという点に繋がっていると理解。訴えられたらさらにややこしくなるので。
Coachingのスキルと、ビジネスとしてのスキルどちらも重要ではあるが、やはり報酬などの評価は遅行指標なので、コアはCoachingスキルの獲得と言う話だと思った。
Session 2 2021/11/8
構成
講師:Steve Borek
メンバー:7人(自分含む)
サマリー
宿題としてあらかじめ与えられていた、10個のケースに関して、このケースはコーチ倫理的にOKかNGかなどをメンバーと議論する形式。ほとんどのケースを対象として議論し、自分の思っているところを意見表明し、それに対してSteveが自分の考えを述べる。
気付き
やはり、こういったEthicsとか、多分にグレーな領域を含むトピックはとても面白いと思う。
今回の場合は、ほんの数センテンスの文章に対して、あーでもないこーでもないをディスカッションしたのだが、とても面白かったのは、誰一人として、自分自身をケースの中の人間として考えていないことだった。
どのケースも、外野から意見を言うのはとても簡単で、これは倫理的にOKで、これはダメ。Clientと恋愛感情を持つなんてもっての他。とか、言えるのは、自分がそのシーンの中でコーチをやっていない前提だからだろうなと思った。
途中でそれを言うと、みんなの楽しい議論を壊してしまいそうなので、クラスの終わる最後の最後に、一言だけコメントする時間をもらって、そんなコメントをしてみたところ、クラスメートにとってはeye openingな意見だったようで、みんなの驚きの顔が一気にこちらに集ったのが印象的だったのと、Steveもここに意を得たりと言った感じで、「そうなんだ!そういうことなんだ。」「自分がそういう状況に置かれた時に、自分がどう振舞うのか分からない様だったら、ぜひともコーチを雇ってほしい。」と言う結論で、当日のクラスは終わり。
その他、印象深かったのは、「知らないことが強みになる。」と言っていた点。
これは、Fundamentalのコースでも言っていたことで、知っているとDirectiveになってしまうので、知っている分野でのCoachingはとても難しと言っていた。同じ話が別のCoachからも出てきたことはとても面白い経験だった。
女性用ハンドバックを販売している企業でコーチングの依頼を受けた。でも、おれ、何も知らないよ。けど良いんだ。Coachingに関してはプロフェッショナルだけど、それに関しては素人だから、より深く知ろうと思うし、それが関係の構築につながるしね。
Session 3 2021/11/15
構成
講師:Steve Borek
メンバー:7人(自分含む)
サマリー
宿題としてあらかじめ与えられていた、10個のケースに関して、このケースはコーチ倫理的にOKかNGかなどをメンバーと議論する形式。ほとんどのケースを対象として議論し、自分の思っているところを意見表明し、それに対してSteveが自分の考えを述べる。
気付き
前回に引き続き、Ethicsに関するディスカッションを永遠と1時間実施する。
Coachingセッション中にいわゆる機密情報を入手してしまった場合、そのコーチングを続けることは、倫理に適うのかどうなのか?と言う議論が印象出来だった。特に、欧米人は「契約をまとめて、、、、」と言うことで、それがコントロール可能であり、自分はコントロールできると思っているあたりが印象的だった。
Steveのアドバイスは、機密情報を入手したのであれば、その人はなぜその情報を自分に提示したのかを考えるべきだとコメント。コーポレートワールドでは、色々な思惑がうごめいており、その情報が必ずしも正しいものとも限らず、その情報で踊らされるのは誰で、その結果何が起こると想像できるのか?
その辺まで考えて、今あるコーチング契約をどうすのが良いのか?
リスクを取らないことには利益は得られないが、取らなくても良いリスクによって、キャリアを棒に振ることも無いので、こういうケースでは私の場合は契約を打ち切るのが合理的だなと感じた。
Steveのやり方であれば、契約は都度なのでそれ以降は何らかの出来事に巻き込まれることも無く、心穏やかに過ごせるという話かと思う。
Session 4 2021/11/22
構成
講師:Steve Borek
メンバー:7人(自分含む)
サマリー
宿題としてあらかじめ与えられていた、10個のケースに関して、このケースはコーチ倫理的にOKかNGかなどをメンバーと議論する形式。ほとんどのケースを対象として議論し、自分の思っているところを意見表明し、それに対してSteveが自分の考えを述べる。
気付き
クラスの中で、Steveが以前読んだ本に書いてあった一説を紹介。
- Why your prospective client choose you as a coach means how do you differentiate yourself from others
これが、あなたが磨いていくべき強みになる部分。
また、初期のころから言っていたのは、人格的であることと、クライアントに対して真摯であること。世の中に自称コーチは五万といるが、その中で認定を取っているコーチの数の少なさを嘆き、ちゃんと教育を受けている自分たちが、世の中に伝えていかなければならないとも言っていた。
また、クライアントとの関係において重要なことは
- Don’t recommend any business
- Ask the clients if they see value to the session
- Ask what is the value you get through the coaching
- Set up complete environment to have coaching session, which coachee is not disturbed by any other thing