はじめに
経済的自由というといろいろな状況が考えられるかと思いますが、もし、住宅ローンを抱えている人が、その毎月の返済を株式からの配当だけで賄える様になったとしたら、これはとても大きな肩の荷が降りた状況と言えるのではないでしょうか?
この可能性に関して、少し考えてみようと思います。
配当金の所得代替率
持株会からの配当も含め、私が年間に手に入れる配当金の所得代替率は、どれぐらいでしょうか?
ということを検討してみようかと思ったのですが、これはこれで色々とめんどくさいことがわかったので、やめておくことにしました。代わりに、税引き後配当金のローン充足率に関して検討してみようと思います。
私のローン返済金額は、ざっくりというと通常月を1とすると、ボーナス月が1.5なので、年間13程度の返済額となります。
これに対して、配当金は、持株会からの配当でおよそ年間2程度、アメリカ株式からの配当がおよそ2程度で、現在までに、税引き後で年間4程度の配当金があります。
4/13=0.308
ということで、今のところ、配当金だけで住宅ローンの30.8%程度を返済できる状態にあることがわかりました。なお、この配当金ですが、実際はローンの返済に充てることはなく、いずれも株式への再投資に利用しています。
アメリカ株式投資を初めて、かれこれ3年半程なのですが、その成果の一つが税引き後で2程度の配当金です。この先、どれだけの期間アメリカで駐在をするのかは分かりませんが、残り9程度の配当金をアメリカ株式から得ようとすると、今のおよそ4.25倍の資産が必要になります。
現在の資産額は、年に何回か出てくると思いますが、その4.5倍というと、なかなか良い金額でこれを実現するには、同じペースで積み立てると4.5倍の時間がかかることになり、
3.5 x 4.5 = 15.75
となります。実際には、配当を全額再投資しているので、多少早くなるとは思いますが、まぁ、大した差にはならないでしょう。
一方で、ここから15.75年後の自分は一体何歳なのかというと、57歳ぐらいで、定年間際です。57歳で本来であれば72歳まで返済が続く住宅ローンを実質的に完済したとみなすことができ、それ以降は、その金額だけまるっと手取り収入になると思うと、悪くはないなと思う一方で、それまで、住宅ローンから自由になることができないと思うと、それはそれでちょっと気が滅入りそうです。
資産総額の増加を目指しつつも、それを切り崩すのは性に合わなさそうなので、適当なサイズで配当を受け続けたいのですが、できればもうちょっと早く住宅ローンから自由にないたいと思います。
この辺りのバランスの最適値をもうしばらく模索しつつ、資産総額と年間配当総額を徐々に増やして行こうと思います。
まとめ
- 最近ではそこそこ配当のサイズも大きくなってきたので、現在の住宅ローンにおける配当金の充足率を評価してみました
- 諸々含めると、4/13程度で30%ぐらいを賄えているので、割りにいい感じになってきたなという印象です。
- 残りの9/13も配当からの支払いで賄える様になると、実質的に住宅ローンは完済したも同義なので、この辺りをもっと攻めていきたいと思います