名実ともに不妊治療が終了しました。

はじめに

男性目線で不妊治療を記録したブログは少ないだろうということで、これまで、何回かに渡り、我が家の不妊治療に関して記録をしてきました。

この記録ですが、先日待望の第二子となる長男が誕生したので、名実ともに不妊治療も終了し、ついに終了という運びになりました。

何を書きたいのかよくわからないので、雑記。。。

不妊治療は、女性目線でかかれることの方が圧倒的に多いので、男性目線だとどう見えているのか?というのを記録に残すことは、少ならず価値があるだろうなと思い、何回か記録をしました。

我が家の不妊治療は、2019年の秋に妻が流産を経験した後に始まっているので、名実ともに、不妊治療を終えるまでにはおよそ3年弱ぐらいの期間がかかりました。

当時、長女の卒乳をして、妻の体調が戻ってきたこともあり、では次に、ということで、妊活をはじめました。その後、程なく妻の妊娠がわかり、8週を超えたところで、産婦人科に行ったところ、胎児の成長が止まっていることがわかり、子供を下ろしました。

もちろん、そのことに関しては私もかなり悲しくて、落ち込んだのですが、妻のそれと比べると、肉体的なダメージが無いこともあり、軽いものだったと想像はしますが、それでも、夜に娘が寝た後に、二人で涙を流したりもしました。

その後、妻がアメリカで不妊治療をする運びとなり、始めはタイミング方で6回(だったか?)それでダメで、人工授精、体外受精とステージを進め、体外受精で妊娠が確定したのが、2021年の冬、長男が誕生したのが2022年夏ということになりました。

その間、2020年5月ぐらいからでしょうか?妻は毎回の生理周期に合わせて、ホルモン注射を行い、状態の良い卵子を獲得するための準備をおよそ1年半し続けました。

人工授精のケースでは、生理を基準に何日後からか注射を始め、排卵誘発していたと思います。この頃は、それでも生理と生理の間に注射を打たない期間があったのですが、体外受精となると、注射の本数も増え、毎日朝晩都合5本ぐらいの注射を打っていました。

もちろん、注射のほかに経口薬も服用し、ホルモンを調整しているため、この頃の妻は割と苛立っていることが多かった様に記憶しています。妻は穏やかという感じではないのですが、無駄に苛立ったり、ヒステリーになったりする方でもないので、たまに子供にそのイライラがむいてしまうことがあり、お互いにとても辛そうでした。

この間、男たる私にできることはそう多くないのですが、仕事の他に家のことをやったり、娘の面倒をみたり、一緒に注射の準備をしたりと、できそうなことは割となんでもやっていたかなと思います。

そして、最後は特定の日時に合わせて、精子を採取するという行為ですね。

この行為自体は、おそらく女性から見るととても簡単に見える様で、おそらく、相当に男女間で認識の相違があり、不妊治療を続けられない一番大きな原因になるだろうなと思います。

男性にとって、「あの人今あそこで精液採取しているよ」ということが、自分以外の誰かに知られることに対する抵抗感と言うのは、おそらく女性にはわからないものでしょう。

我が家のケースでも、妻に、「何時何分にとって医者に持っていって。」とご指定をいただき、丁重にお断り差し上げたところ、妻にはその理由がわからずに、口論になりました。もちろん私は私のことであり、自分のやりたい様にやると伝えた上で、それに伴いこちらがうけるプレッシャーの話などをお伝えしました。

妻にしたら、理由もわからずこちらの口調が強くなったように見え、久々に泣かれました。泣きたいのはこちらなんですけどね。

女の人が体を痛めながら積み重ねてきた努力が、この一瞬のために実らなくなる可能性があること、そもそも、殆どの男性は検査をすることすら嫌がるし、知人にもそう言う人がいたと言う事実、生理現象なので、そんな簡単には行かないと言う大前提。

この辺りがあった上で、ずーっと、それ以外も含めて前向きに対応してきたのに、そのタイミングを自分の思った様にできないだけで、なんで私の言う通りにやってくれないの?と言われても、それは丁重にお断りするしかありませんでした。そもそも、自分の思った通りにもいかないことなので。

というちょっとした衝突もありつつ、4回目(?)の体外受精で、きれいに分裂を進めている受精卵ができ、それを妻の子宮内に戻すことで、無事に妻は妊娠し、この度出産の運びとなりました。

我が家のケースは、夫婦共に歳の割に健康ということもあり、基本的に検査結果は良好でした。私のほうも、妻の方も、毎回受精卵を作るまでは順調に進むのですが、受精卵の細胞分裂がうまく行かず、胎内に戻すという判断にはなりませんでした。

この間、10個〜20個ぐらいの受精卵を毎回作ることができていたのですが、細胞分裂が進まないものや、進んでもきれいに分裂していかないものなど色々とあり、綺麗に分裂し、胎内に戻すに足りるものは、結局1つしかできず、それが先日誕生した長男となりました。

我が家のケースは3年かけて、最後には子供を授かり、出産を迎えることができましたが、なんというか、不妊治療自体は区切りをつけるのがとても難しい活動なので、始めるにしてもとても注意が必要な活動だなと思いました。

不妊治療を始めたところで、必ず妊娠できるわけではなく、多くの場合で諦めざるを得ない結果になるだろうと思うと、「どう終えるか?」をあらかじめ夫婦で相談しておかないと、あとで苦しくなるだろうなと思いました。

まとめ

  • 我が家の不妊治療が終わったので、当時を振り返ってみました
  • 我が家は幸いにも出産の形でこれを終えられましたが、そうでないケースも多いということは意識されてしかるべき事項かと思います
  • また、一般に男性からの目線で書かれた記録はとことん少ないと思うので、この記録が誰かの役に立ってくれると書いた価値があるかなと思います

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