はじめに
世の中にはもしものために、生活費の3ヶ月分の資金はいつでも使えるように用意しておきなさい、と言うアドバイスがあります。これをどのように考えているのかをメモしておきます。
我が家のケース
我が家の資産割合(リスク資産と非リスク資産)の割合は以下の通りになっています。
ここで、外側の円がAccount種別ごとに見た資産割合で、証券口座と貯蓄口座の割合を示しています。生活防衛資金を考える時は、通常、絶対額で考えるのが筋かと思いますが、それは十分に超えているので、まぁ、良いとしましょう。こうみると、全資産に占める生活防衛資金の割合がおよそ20%程度なので、そこそこ保守的なのかもしれないなと思います。
一方で、内側の円は純粋な資産の割合で表したもので、証券口座に含まれている待機資金たるキャッシュもRisk assetではなくCashとして考えた場合の資産割合を表しています。こうなると、およそ27.6%をCashとして持っていることになるので、なかなかに保守的かと思います。
と言うことで、この証券講口座のキャッシュまで含めて生活防衛資金と考え、家計資産におけるキャッシュを可能な限り減らすとどうなるかのシミュレーションをしたものがこちらです。
我が家の生活防衛資金たる、Online Savings Accountの資金を一部取り崩して、証券口座と共有した場合のプランです。
こうなると、口座単位でみると証券口座の資金が全体の85%を超えてきて、生活の安全を維持すると言う観点からは少し心許ないことになるかもしれません。一方で、資産の種別と言う観点からすると、これでもキャッシュ割合は20%を超えており、生活防衛資金としての一定額を確保できていることから、ある種より合理的であると考えられます。
結局どうするのか
詰まるところ、どのあたりが自分にとって不安の少ない、気持ちの良い資産割合なのかを探すと言うことに尽きるのですが、おそらく、この二つの案をタイミングによって機動的に行ったり来たりするんだと思います。つまり、こないだのCovid-19による暴落時にはより大きなリスクをとって買い向かうために、リスク資産を証券口座と共有する一方で、株価が高くて買う気が起きない時には、完全に分離して考えて、少しずつ待機資金を厚くしていく。そんな形かと思います。
まとめ
- ことお金のことに関しては、唯一絶対の解と言うのは無いので、自分の置かれた状況を冷静に分析し、必要なアクションをとるのが良いでしょう