はじめに
お金のことを考える時には、フローの視点とストックの視点があります。この両者を適切に行き来しながら資産形成をするのがとても重要だと私は考えています。今回は、フローとストックに関して考えてみます。
フロー
私の様なサラリーマンの場合は、フローとは毎月の給料になります。兼業投資家の場合は、月によってはここに配当収入なども入ってきますが、話がややこしくなるのでまずは、サラリーマンとして稼いだ給料のみをフローと考えます。
多くの場合、サラリーマンのフローには以下の特徴があります。
- 毎月定額が振り込まれる
- 会社への在籍期間に応じて徐々には増えていく
これを12ヶ月分とたまにもらえるボーナスを足したものを年収と言い、稼ぐ力の指標と考える人が多い。1000万円が一つの境界線となり稼いでいる人かそうでない人かの判断基準になっている様です。
ストック
一方で、ストックとは多くの方にとっては貯蓄のことを指し、「貯金いくらあるの?」と言う問いに対する答えになります。
ストックには以下の特徴があります。
- 一度ストックになったら自分が使おうとしない限りは無くならない(生活費などで消えない)
- ストック自体がフローを生み出すことができる(配当、利子などのことです)
これは毎月のお給料から、少しずつ貯蓄をして行った結果のことであり、これを金融資産と呼ぶことが多いです。金融資産の多寡にはいろいろな区分けがある様ですが、3000万円、5000万円、1億円、5億円ぐらいがよく知られている区分けの様です。お金持ち(=富裕層)と呼ばれるのは金融資産1億円以上の人々の様です。
フローとストックの関係
以前書いた通り、収入、投資、消費、浪費の間には浪費+消費=収入ー投資と言う関係があると私は考えています。ここで、収入=フロー、投資=ストックの元と考えると以下の様に図解することができます。
割合や金額はもちろん人それぞれなのですが、この、毎月の投資を積み上げた部分がそれぞれのストック、つまり貯蓄であり金融資産になります。このストックを投資して更にフローを生み出している人を投資家と世の中では読んでいます。私もその投資家の内の一人ですが、投資家がなぜ投資をするのかはまた別の機会にまとめたいと思います。
まとめ
- フローとストックは相互に関係しているので少しややこしいこともありますが、フロー=給料、ストック=貯蓄と考えると多少はわかりやすいと思います
- 大体の場合において始まりはフロー、つまりお給料です。毎月のお給料から投資枠を積み立てることでストック、つまり金融資産を大きくできます
- 投資家と言われる人はストックから更にフローを生み出していますが、これに関してはまた今度