現物株式メインでの25%の含み益は、既にクッションとして十分かもしれない

はじめに

先日、米国株式で運用している資産の含み益が25%に達したことを記録しました。

http://34.133.63.219/?p=5810

ここでは、この25%という含み益が、既に将来的にもクッションとして十分な役割を果たしてくれているのでは無いかということに関してメモしておきます。

S&P500の標準偏差は15%程度

標準偏差という数値は、高校で統計とかを学ぶと出てくる言葉ですが、簡単にいうと、母集団がガウス分布する前提において、期待値からのブレを現す指標で、一般にσを使って表されます。

使い方としては、期待値を中心に±σに全体の68%のデータが、±2σに95.5%の数値が所属するという使い方をします。

つまり、ことし$100の株式は、68%の確率で1年後には$109±$15になり、95.5%の確率で$109±$30になることを意味します。言い換えると、今年$100のS&P500は1年後におよそ68%の確率で$94~$124に収まり、95.5%の確率で$79~$139になることを示しています。

S&P500の数字を私のポートフォリオに当てはめるのは全くもって暴挙なのですが、自分のポートフォリオの期待値と標準偏差を出すのはめんどくさいので、これを当てはめたとすると、$131Kの私のポートフォリオは、追加投資をしなかった場合、1年後の期待値はおよそ$142Kであり、σ=19.7となるため、68%の確率で、$122.3~$161.7に収まり、95.5%の確率で$102.6K~$181.Kに収まります。

一方で、$131Kの元手となる私の種銭は$104.8Kであることを考えると、既にこの水準を割り込み、含み損になる可能性は極めて低いことがわかります。これは、ガウス分布を前提とした場合、平均値から上下に離れれば離れるほどその発生確率は落ちるためです。

と考えると、この先市場で多少の調整があったとしても、ポートフォリオ全体として含み損に陥る可能性は低く、日々の増減に一喜一憂することはあったとしても、ポートフォリオの含み損に怯えることは無くなるかもしれません。

まとめ

  • 私が2年半の運用の結果達成した25%の含み益に関して、そのクッションとしての性能に関して評価しました。
  • 明日何が起きるか分からない株式市場ですが、インデックス投資を中心とした場合、25%の含み益が、調整や〇〇ショックなどの少し大きめの市場の暴落に対しても、十分にクッションとして機能する可能性が高いことを確認しました。
  • 念の為書き添えておきますが、S&P500の期待値と標準偏差を自分のポートフォリオのそれとして利用することには全く根拠がなく、単なる当てずっぽでしか無いことも書き添えておきます。これができるのは、S&P500連動の投信やETFを買っている人だけですので、悪しからず。

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