遠隔診療初体験

はじめに

COVID-19の影響を受けて、Dallasでは3月初旬より色々な公共施設が閉鎖され、3/24より外出禁止命令が出ました。これを受けて、3/27に皮膚科の診療を受ける予定となっていた私は、スケジュールを変更し、3/31に初めて遠隔診療を受けましたので、これに関して記録しておきます。

診療の流れ

遠隔診療のプラットフォームは色々とありそうな気がするので、そこはおいておいて、ここでは全体の大まかな流れを振り返ります。

  1. オンライン診療用のLinkを受領
  2. 時間よりも少し前にログインして待機
  3. Videoと音声で診察を開始
  4. 診察が終わったらブラウザを閉じて終了

全体はこんな流れでした。各々、簡単に振り返ってみようと思います。

  1. オンライン診療用のLinkを受領
    アメリカでは、日本にいた頃よりも遥かに頻繁にSMS(iPhoneで言うこところのメッセンジャーです)を利用することになります。今回も、前回診察した際に携帯の番号を伝えてあったため、この番号宛てに当日のログイン用Linkを記載したメッセージが届きました。今回の場合は、外出禁止令などの話もあったため、事前に連絡があり、その後Linkが送られてきました。

  2. 時間よりも少し前にログインして待機
    事前に連絡をもらった際に、10分ぐらい前にログインして待っていてね。と言われていたので、10分ぐらい前にログインしてDr.がログインしてくるまで待機していました。待機している間に、カメラや音声の調子が悪くなったら、ブラウザを再起動してまたログインすれば大体のことは大丈夫です。

  3. Videoと音声で診察を開始
    皮膚科なので、患部の状態を見ながら話をしなければならず、Videoは必須かと思いました。また、コミュニケーションを取る上でも、音声だけよりも相手の表情などから色々と情報を読み取りたいので、Videoはあるに越したことはありません。
    診断は、前回の診察内容の振り返りとその後肌の状態はどうか?最近はどんな感じで薬を利用したり、症状が出ているのかいないのか?などをざっと話して一通り情報共有を完了。その後、前回話のあったdupixentを処方するかどうか?の話をして一旦、今の状態でコントロールされている様であれば処方は不要と言う判断でした。

  4. 診察が終わったらブラウザを閉じて終了
    一通りの診断が終わったら、最後にブラウザを終了しておしまいです。

まとめ

  • 日本ではなかなか解禁にならない、もしくは解禁になっていても実用に耐えない状況の遠隔診療ですが、どうもアメリカでは一般的に行われている様な気がします。それは、今回の件でも対応が非常に早かった点と、そもそも国土が広大なのでみんながみんな必ず医者の元に行けるとは限らないためです
  • インターネットが発達した現在において、COVID-19の影響で自宅待機を余儀なくされている人が多くいる現状に鑑みると、日本でもそろそろ遠隔医療が本学的に実用に耐える状況になるかもしれないと思いました

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