はじめに
駐在員というとどういうイメージを持つ方が多いでしょうか?ここでは、およそ2年米国で駐在員をやってみて私が感じるその希少性に関して記録しておこうと思います。
希少な点
絶対数の少なさ
どの国のどの企業で働いている駐在員かに限らず、まずはその絶対数の少なさがあります。私の勤めている会社では、仕事の性質上そうなってしまうのか、全社の半分ぐらいは駐在員で構成されていますが、おそらくこれは稀なケースで、普通の会社では駐在員の数の方が圧倒的に少なく、10%にもみたないと思います。これは単純に、駐在員を一人自国から送るよりも現地で一人雇用した方が会社の負担は小さいためで、駐在員を送り込むということは、そのコストに変えられないメリットが会社からしてもあるということになります。
経済的に優遇されている
給与の支払い形態や、福利厚生など内容は会社によりますが、基本的には自国で働いている他の社員や、現地採用の他の社員に比べて恵まれていることが多いと思います。
参考までに私の例を書いておくと、税金面、各種手当てなどで税引き前の私の収入は日本にいた時とは考えられないぐらい増えています。額にや具体的な手当の内容に関しては控えておきます。
投資の機会に恵まれる
日本にいた頃にはなかなかアメリカの株式で資産形成をしようとは思いませんでしたが、やはり渡米してからはアメリカの株式で資産形成を考えるようになり、米ドル資産は着々と増えてきています。また、これのベースとなるアメリカ市場に関する基本的な知識も身についてきました。日本人でアメリカの株式で資産形成している人はなかなか希少だと思います。
一方で、駐在する方々の中には、持ち家を賃貸にしてきている方もいらっしゃると思います。ローンを完済している方にとっては、ある種のキャッシュマシーンが日本にあることになるので、それを元手により利回りの高いアメリカで運用するなどと言ったアイデアも実現可能になります。
こう言った、やらざるを得ないので始めるレベルでも日本にいた頃とは格段に違う投資の機会に恵まれています。
クレジットカードのポイントをエンジョイできる
私も好きでたまにクレジットカードのことを投稿しますが、基本的に日本のそれとは比較にならないほどポイントが付き、それを航空会社のマイルなどに変えることで多くの場合、旅行などの費用を浮かすことができます。これによる経済的なメリットもなかなかの物があります。
何をするにも人生初
当たり前といえば当たり前なのですが、アメリカに住んだことがない人にとっては、何をするにも人生初めてです。たとえば、私は2019年10月末ぐらいから立て続けに医者にかかるような事態に陥ってしまったのですが、始めは予約をするもの診察に行くのも嫌で仕方がなかったのですが、今ではほとんどなんの苦労もなくこれをできるようになりました。もちろん、日本語と同じように不自由なく英語でコミュニケーションが取れるという話ではなく、そう言った自分の専門外のことや、よくわからないことに関しても、相手の意図を確認しながら、少しずつ確実にコミニケーションをとることのハードルが確実に下がってきているということです。
まとめ
- 駐在員が感じるその希少性に関してまとめました
- もちろん、環境が変わり色々と大変な面もあるのですが、そのおかげで、40歳手前にしてやることなすこと全部初めてと思えると、人生の学びが尽きず、これはこれでとても楽しいです