はじめに
我が家も二人目となる長男が誕生して、少し日が経ってきました。その中で、一人目と二人目で、性別は違えども、こうも違うものかと思うことがあるので、その背景を探っておこうと思います。
親は一人目と一緒に親として初めてのことを経験する。
特に、子供が小さい頃は、活動範囲もごく限られており、個体による差が小さいと思うと、大人の抽象化能力を持ってすると、一人目も、二人目も、概ね同じような軌跡をたどって成長することになると思います。
そうすると何が起こるかというと、親は一人目を育てる過程で、親としてのいろいろなことを学び、二人目を育てるタイミングでは、いろいろなことがすでに経験済みのこととなり、子供にいつもと違う何かがあったとしても、「あぁ、これね。」と前回の経験を元に、手慣れた様子でいろいろなことに対して、対応できるようになります。つまり、子育てに対する余裕が生まれるということでしょうか。
一方で、一人目が経験することは、親も子供を通じて初めて経験することが多く、すべてのことにいちいち不安を感じ、自分の判断が間違っていないのか心配になってしまいます。このあたりの不安が、子供にも不安として伝わっていくのかもしれません。
一人目は、泣いたらないたで、何で泣いているのか気になって仕方がなく、泣き止むまで抱っこし続けていたはずなのに、二人目になると、赤ちゃんは泣くのが仕事と思い、おむつ変えて、ミルクあげて、それでも泣き止まなかったら後はベッドに寝かせておけ。ぐらいの感じで、きがついたら、何もせずに一人で寝られるようになってしまいました。
こうやって文字にしてみると、やっぱり、子供がどうふるまうかは、ひとえに、親がどうふるまうかに依ってるような気がしてなりません。
特に、子供が小さいうちは、子供のアクションはあくまでも親のアクションに対するリアクションでしかなく、親の情緒が安定していれば、子供も安定し、親の情緒が不安定ならば、子供も不安定になる。それぐらいのことなのかもしれません。
我が家の二人の子を見ていると、まだまだ比較するには足りませんが、長女は少し神経質な気がします。私に似たのか、妻に似たのかは分かりませんが、感情の起伏がそれなりにあり、自分自身でもそれをどうコントロールしていいのかわからずに、イライラが増幅していることがあるように見受けられます。
イライラや力に訴えて、何かを達成するという経験を積ませることは、子供の教育上あまり好ましくくないので、そういう状況に陥った場合は、子供をクールダウンさせるべく、注意をそらしたり、膝の上にのせたりしてみています。抱っこしてあげるのも効果的なのかも。と思っています。
こういった経験も、長女が初めて経験することであり、同じように私たちも親としては初めて経験することであり、ゆえにその不安が長女に反映されていると思うと、何があっても安定してどしっと構えていられる大人の存在が、子供の情緒の安定につながるのだろうと、なかなか親の責任も重大だなと思います。
まとめ
- 一気に書ききらなかったので、結論がちょっと曖昧になってしまいましたが、書きたかったことは親の情緒の安定が子供の情緒の安定につながるという話。
- 一人目と二人目で、手のかかりようが違うように思えるのは、その分だけ親も経験を積んで、心に余裕ができてきたあかしでもある。ということでしょうか。