Lausanneでできる料理 その2

Lausanneだけに限らないのですが、この辺(多分、スイスとドイツをはじめとしたその他欧州各国も含む)では、日本で簡単に買えるような、一口大に切られた鳥もも肉を簡単に買うことはできません。そもそも売ってないからです。ヘルシー志向という噂もありますが、鶏肉は圧倒的に胸肉が人気のようです。その他脂肪分の少なさそうなうさぎなども売っていますが、あのジューシーな鳥もも肉は簡単には手に入れられません。でも、鳥もも肉が好きで好きで仕方ない自分は試験も終わり、一息ついた6月についに一大決心をして、骨つきのもも肉(クリスマス会とかに出てきそうなあれ)を買い、自分の手で解体することにしました。

調べたところ、同じ悩みを持つ主婦の皆様(自分は主婦ではなく単なる学生ですが・・・)は欧州各国にいらっしゃるようで、程なく動画付きで丁寧に教えてくれるサイトにたどり着きました。たとえばこれとか、これとか。Lausanneは牛肉、豚肉が高く、今まではなかなか動物性蛋白質を摂取することが難しかったのですが、鳥もも肉は人気がないのか比較的安く買えます。これで、スーパーの安売りなどで幾つか仕入れて解体して、冷凍しておけばいつでもあのジューシーな鳥もも肉を食べることができます。もちろん、解体して残った骨は出汁をとるために余すところなく使っています。

日本がいかに便利な国か、骨身にしみて感じる一方で不便な環境に身を移すことで、得られる技術もあるんだなと改めて思います。

Lausanneでできる料理 その1

Lausanneに来る前は、日本で食べていたようなものを同じく海外で食べられるかよく分からないところが多かったものの、コアな食材(米、味噌、醤油)さえ日本から持って来られれば、それなりのものが作れる感じ。もう少しこだわりたい場合は、出汁(鰹、昆布)ですかね。

Lausanneに来て料理をするようになって、これは持ってきてよかったなと思う調理器具はLe Creusetのココット・ロンド 18cmですね。圧倒的です。これがあれば、炊飯器なしでも日本のお米で美味しいご飯が簡単に炊けます。手順は以下の通り。

  1. お米1合〜2合を洗米し、1〜2時間給水させます
  2. 鍋に蓋をして中火〜強火で沸騰するまで火にかける
  3. 弱火で12分加熱する
  4. 鍋を火からおろして10分間蒸らす
  5. シャリ切りをして鍋と蓋の間に布巾をかけてしばらく置く(おかなくても大丈夫)
  6. ピカピカのご飯の出来上がり

 200V対応の炊飯器を買って持って来てという話もあったのですが、結局日本では使えず無駄な投資になってしまうので、火さえあればどこでも利用出来る鍋で炊く技術を身につけるのが個人的には一番のオススメです。そして、炊飯器で炊くよりもはるかに美味しいと思います。

なお、Lausanneにはうちとみさんという日本食材を売っているお店があるので、値段さえ気にしなければ米、味噌、醤油も含めて大概のものはここで用意できます。