母親離れが始まってきた

はじめに

我が家の娘に少しずつ母親離れが始まってきたので、ここに記録しておこうと思います。

寝るのは父親と

我が家は母乳育児ということもあったので、夜の寝かしつけは主に妻の役割となっていました。母乳を終えて、哺乳瓶になった後は一時的に私が寝かしていた時期もあったのですが、体調を崩したりなんだりで、親のベットで一緒に寝る様になってからは再び、妻が寝かしつける様になっていました。

うちの娘は、娘という割には結構わんぱくで、寝る前もベットの上で飛び跳ねたり、なんだりを繰り返し、妻も相当手を焼いていました。絵本の読み聞かせを終えた後にすんなり眠りにつけることは少なく、髪を引っ張ったり、鼻を掴んだり、顎に噛み付いたり、妻のストレスは極限にまできていた様で、ある日「もう知らない!」と言って、娘を置いてベットから出て行きました。

もちろん、私は隣にいたのでその気持ちもよくわかりますが、寝かしつけって具体的に何をすれば娘が寝るわけではないので、どう手伝ってあげたらいいのかもわからなかったのが正直なところでした。ところが、妻が部屋を出てしばらくギャン泣きしていた娘ですが、あるときに諦めたのか、急に大人しくなって15分ぐらいで寝てしまいました。

はて?

どうしたもんかと思いましたが、寝たものは寝たのでいったんよしとして、その日は私たちも眠りにつきました。

翌日以降、どうしたもんかなと思ったものの、なんとなく行けるかもしれないという一縷の望みに託してみたくなり、「俺が寝かした方がうまくいくかもね?」と言って、その晩から娘の寝かしつけを私が担当することにしました。

最初は絵本を読んでもらった後に母親と離れるのを頑なに拒んだ娘ですが、そこは心を鬼にして、妻には部屋を出てもらい、娘には私と二人っきりで心行くまで泣き叫んでもらいました。初日はそれでも娘が寝付くまでに30分ぐらいだったでしょうか?通常妻が寝かしつけるのと大差ない時間で娘を寝かしつけることができました。

なんとなく行けそうな感覚をつかみました。

それ以降、かれこれ1週間程度娘の寝かしつけは私が担当していますが、徐々に寝かしつけにかかる時間は短縮され、妻は驚きを隠せない様です。「いままでの苦労は・・・。」とは言いますが、それがあったからのアイデアであり、これによってまた妻の負担が一つ減ったと思うと、娘には寂しい思いをさせるかもしれませんが、家庭の継続性という観点からするとこれで良かったんだろうと思います。

父親はなにをしているのか?

そんな娘を寝かしつけるのに、私は何をしているのでしょうか?

答えは、「何もしない」をしています。娘がベットから落ちない様に気を付ける以外、何もしていません。泣き喚く娘の横でひたすら娘の息に耳を傾け、寝息になるのをひたすら待っています。忍耐強くこれをやるだけで、娘は私と寝る様になってくれました。

まとめ

  • 駐在員の家庭では子育ての大部分を駐妻が担うことになりますが、もしできることがあるならば、その仕事の一部を一緒にやれるとお互い気分が楽になるかもしれません
  • 寝かしつけは、最初は根気のいる作業ですが、妻にはまとまった時間を提供でき、自分は娘との時間を楽しめるまたとない機会ですので、これは父親にとってはうってつけの育児なのではないでしょうか

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