はじめに
Omicronの状況を気にしつつも、今日Booster shotを打ってきました。どれぐらいの副反応が出るのかはわかりませんが、いろいろな状況に鑑み、これでCovid-19との戦いに事実上の終止符を打てたのではないかと思うので、ここにメモしておきます。
Omicronが収束するまでの間の免疫を確保できた
私はアメリカ在住なのですが、Covid-19のワクチンはModernaのワクチンを接種してきました。
初回は2021/3末あたり、2回目はその5週間後あたりの2021/4/30だった様です。人により減衰の幅は違うものの、抗体はおよそ数ヶ月効果を発揮し、アメリカではBooster shotは2回目の摂取から6ヶ月以上経過してから摂取する様に言われています。
初期の獲得した免疫の防御、及び重篤化予防の効果が95%程度と言っていた記憶がありますが、それが減衰した頃を見計らってのBooster shotです。Booster shotで獲得した免疫が、この後どれだけ効果を維持できるのかは今のところわかりませんが、Primary shotと同じだと考えると、きっと6ヶ月は行けるものと思います。
上記が、World Meterからお借りした、アメリカでの新規ケース数の推移及びその7日間移動平均のグラフです。
見た感じ、アメリカは第6波に入った様にも見えますが、私が注目しているのは、各波の立ち上がりと、減衰の期間です。第3波はかなり大きく期間も長かったのですが、それでも、4−6ヶ月程度で全ての波が通り過ぎていっているのがわかります。
つまり、今回、Omicronの立ち上がりの初期で、Booster shotを接種できたということは、ModernaのワクチンがOmicronに聞かなかったという前提においても、Omicronの騒ぎが終わるまでの間に、他のCovid-19の亜種にかかる可能性を下げてくれることと考えられます。
Omicronがその他の亜種を駆逐してくれる
世の中では、Omicronの登場が、実質的にCovid-19の収束を早めてくれるのではないかという話が上がっています。
これに関して、権威のある人の見解を確認したわけではなく、あくまでも個人的な意見なのですが、これは、Covid-19が地上からなくなることを意味するのではなく、endemicに移行することを示唆していると思います。
これは、アメリカではちょっと前から話題になっていた話なのですが、日本ではウィズコロナという言葉で知られている状況かと思います。
世の中から病原菌を駆逐することはほぼ不可能なのですが、それがあることを前提として、社会生活を組み立てるという話です。
例えば、風邪などはかかったりしても、あまりひどい症状にはならず、回復するため誰も気にしないとか、インフルエンザは、毎年流行する型は変わるものの、それに合わせたワクチンを接種することで予防し、仮に感染したとしても重篤化を防ぐというアプローチです。
Covid-19に関しても、この扱いになるのではないかという話です。
まず、報道されている様に、Omicronは感染力は強いという話がある一方で、重篤化する人の数が少ないという話も聞こえてきています。
今までのケースに当てはめるなら、初期の感染から感染が爆発するまでに、2週間程度の時間を要し、その後死者数が増加するのに2週間程度の時間を要します。
最初にOmicronが見つかったのが11月中旬なので、12月中旬になれば、その毒性の強さに関する指標が世界各地からレポートされるものと思います。
一方で、感染力が強いというのは、世界各地からレポートされてきている事実であり、既に40カ国で感染の報告が上がっている様です。前出の日毎の新規患者数の一番右の立ち上がりは、おそらくOmicronが関係しているのでは?と思います。
しかし、この感染力の強さと毒性の低さがCovid-19をendemicにするために必要な条件なのではないかと思います。
つまり、感染力が強いため、Omicronが他の亜種に先んじて人体に感染し、他の亜種の拡大を許さない。一方で、人体に対する毒性は弱いため、仮に感染したとしても風邪程度の影響しかなく、2,3日寝れば治ってしまう。まさに風邪です。
そうなったら、どうなるか?世の中は、Covid-19を今の様には怖れなくなり、いろいろな活動の制約を取り払い、今までの様な生活を取り戻せる様になる。
という話です。
まとめ
- 上記の通り、Omicronが収束するまでの間の、他の亜種に対する免疫を確保した
- また、Omicronが他の亜種を駆逐してくれることで、人類はCovid-19とのendemicを受け入れられる様になる
- ということで、私はBooster shotを打つことで、免疫を強化し、個人的にCovid-19との戦いに終止符を打つことができたのではないかと考えています。