TQQQが株式分割を発表(2:1)

はじめに

ProShares社が各種ETFの株式分割、株式併合をアナウンスしたので、メモしておこうと思います。TQQQは今回は1:2の分割でした。

公式アナウンス

TQQQだけではなく、ProShares社の提供する各種ETFで株式の分割と、併合が行われます。詳細はこちらなのですが、主だったところだけは掬ってみようと思います。

まずは、こちらが分割の対象となるETFとその割合です。TQQQは2:1です。

TickerProShares ETFSplit Ratio
CSMProShares Large Cap Core Plus2:1
ROMProShares Ultra Technology2:1
SSOProShares Ultra S&P5002:1
TQQQProShares UltraPro QQQ2:1
UCCProShares Ultra Consumer Services2:1
UPROProShares UltraPro S&P5002:1
UGEProShares Ultra Consumer Goods4:1
分割対象ETFと分割割合

All forward splits will apply to shareholders of record as of market close on January 11, 2022, payable after market close on January 12, 2022. All forward splits will be effective prior to market open on January 13, 2022, when the funds will begin trading at their post-split prices. The ticker symbols and CUSIP numbers for the funds will not change.

分割の考え方の説明:https://www.proshares.com/press-releases/proshares-announces-etf-share-splits-122021/

特に目新しいことは無いのですが、1/11/2022のマーケットクローズ時の株数に対して、1/12/2022に同数の株数を割り当て、1/13/2022のマーケットオープンまでに取引が可能になるとのことです。また、TickerやCUSIP番号は変更しませんとのことです。

一方で、株数の併合は2段階で行われるようです。

まず、こちらが1段階目の対象のETFです。

TickerProShares ETFSplit RatioOld CUSIPNew CUSIP
REKProShares Short Real Estate1:274347X64174347G366
REWProShares UltraShort Technology1:274347G85374347G424
SKFProShares UltraShort Financials1:274347G71374347G382
DUGProShares UltraShort Oil & Gas1:574348A52574347G358
DXDProShares UltraShort Dow301:574347B27674347G374
SBMProShares Short Basic Materials1:574347X55974347G341
SDSProShares UltraShort S&P5001:574347B38374347G416
SQQQProShares UltraPro Short QQQ1:574347G86174347G432
SRTYProShares UltraPro Short Russell20001:574347G74774347G390
株式併合1段階目

こちらの対象に関しては、Tickerは変わらないものの、CUSIP番号が新しく割り当てられるようです。

2段階目はこちらのETFです。

TickerProShares ETFSplit RatioOld CUSIPNew CUSIP
KOLDProShares UltraShort Bloomberg Natural Gas1:574347W38774347Y821
株式併合2段階目

併合に関しても、細かいことは書きませんが、1/13/2022から併合後の株数で取引が可能になるようです。

まとめ

  • ProShares社がETFの株式分割・併合をするということだったので、その概況をまとめました。
  • 前回もそうだったのですが、やはりロングのETFに関しては、株式分割を実施し、ショートに関しては株式併合を実施することになりました。これはつまり、ProShares社として、ETFをこの辺の値段に設定しておきたいという考えがあり、そこから外れるものに関しては、分割・併合を実施するということで、分割は順調に株価が伸びている、併合は株価が下がりすぎているので、纏めたいという話なんだと思います。
  • 過去のチャートを見ると良く分かるのですが、ショートのETFは基本的に右肩下がり(対象の指数は右肩上がりで、損失が膨らんでいる)なので、やはり、一定程度の期間ETFを保持しようと思うと、株価が上がる方に賭けたほうが勝率は高そうだなと言う感じです。

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