多様性とは実は贅沢なのかもしれない

はじめに

先日、東京本社にいる自分の上司と話をしているときに、これまでとは少し違った観点で物事を見る機会に恵まれたので、ここにメモをしておこうと思います。

キーワードはダイバーシティ

私の上司は、その上司の依頼で車内の偉い人に私たちの説明をすることになったらしく、そのときについた注文が、「ダイバーシティ」に関して触れてほしいと言う話でした。

ダイバーシティ自体は説明するまでもなく、多様性であり、職場における多様性とは、性別、宗教、その他あらゆる人間の個体差による差別をすることなく、仕事ができる環境となるわけですが、それを自分の職場という文脈に置き換えると何が起きるのだろう?と思い、上司とディスカッションをしました。

当たり前のことは見えにくい

人の先入観の奥底にあり、誰もが疑いもしないことほど見えにくく、気づくのが難しいのは言うまでもないのですが、今回この私の職場におけるダイバーシティに関してディスカッションをすることで、改めて感じたのは、ダイバーシティを得られる環境というのは、その基礎として、「多様な人がその職場で働きたいと思える」と言う前提があることに気づかされました。

看護師や医療関係の方々ほどの重労働ではありませんが、私の職場もそれなりの重労働です。看護師の場合、その社会的なイメージからなのか、女性の方が多い様に思いますが、私の職場もその社会的なイメージからなのか、圧倒的に男性が多いです。私が入社した頃は、この業種は3Kは愚か、7Kと言われるほどの業界でした。今ではそれもだいぶ変わり、それなりにいろいろな方が働ける環境は整ってきていますが、その中においても私の担当している領域は圧倒的に男性しかいません。肉体的にも、精神的にもきつい職場ではあるので、やはりそう言うことになるんだと思います。

この職場に対して、いきなりダイバーシティをキーワードとして設定されても、それはやはり無理筋としか言えませんよね。。。

前向きに変えるしかない

という話で、その時はちょっと無茶ですよね。で終わったんですが、改てこれを書いている今、そこで終わってしまったら今までからなんの変化もないと気がついたので、これからはこの職場と言うか、領域も、いろいろな人が安心して働ける職場にしていこうと思います。

指標として分かりやすいのは、性別、宗教、エスニシティなどですが、それを目的に何かを始めるのは私の趣味ではないので、計測不能なのでどう評価したらいいのかはわかりませんが、そこで一緒に働くメンバー全員が、組織の一員として自己肯定感を持ち、この組織が自分のホームだと思える様な、そんな組織を作って行きたいと思います。つまり、私と一緒に働く、より多くの人に私と働くこの組織が、その人にとってセキュアベースであると認識してもらえる、そんな組織を運営できる様になろうと思います。

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