はじめに
先日、2019年入社の新入社員に話をする機会がありました。その中で、自分のキャリアを振り返り、サラリーマン人生って自分が思っていたよりも圧倒的に短いということに気がついてしまったので、その話を少しだけ彼らにしました。その時の気づきを忘れないために、ここに記録しておこうと思います。
サラリーマン人生35年?
私が就職した頃はまだ定年が60歳だったはずなので、これから35年働き続けるのか。小学校6回卒業ってこりゃまたえらい長いなと思ったことを記憶しています。
かれこれ14年が過ぎ、色々なことが見えて来ました。
- 私よりも早く出世していく同期や後輩
- 何してるんだかわからない先輩
などなど。
その中でも一番大きな気づきが「役職定年」という話です。
弊社の場合は55歳で役職定年になり、そのときに役員にならなければどんなに頑張ってもそれより上には上がれません。上がりたい上がりたくないは別として、どうやっても上がれません。それはつまり、私にとってはここでサラリーマン終了に近いぐらいのインパクトがあります。
つまり、当時考えていたサラリーマン人生35年は正しくなく、正しくはサラリーマン人生30年でした。
サラリーマン折り返し地点
サラリーマン人生が30年だと思うと、すでに14年間を消化した私は、残り16年しかありません。もう折り返しです。あれだけ長いと思っていたサラリーマン人生がもう折り返し地点を迎えてしまいます。
焦ります。。。。
55歳までに役員になっていないとその先がないとなると、そこを目標にしても達成はできないので、もう少し早く設定しないとならないと考えると・・・・。少し無理ゲーに思えて来ます。今年40歳、海外にいるからというわけでもなく、今のところ役職がついたことはなく・・・。
Dallasで確実に成果を作り、それが「あいつだから達成できた」希少性の高い物であった方が良さそうな気がします。向こう5年ぐらいの時間の使い方をしっかり考えておかないと。
出世したいのか?
出世したいのか?と言われるとそれは結果でしかなく、出世だけを目指しているわけではないと言い切れます。ただし、サラリーマンとしては、所属している企業の人事制度はそれなりに信頼しているため、成果を出せばちゃんと評価されると思っています。評価されればそれは結果として出世することを意味しているため、「出世したい」ではなく、「自分にしか作れない成果を作りたい」その結果、出世するのであればそれは受け入れる。
というスタンスです。
一方で、世の中には「出世したくない」もしくは「出世することを諦めた」という人もいるという話をたまに聞きます。
この手の考え方は私の中にはないのですが、サラリーマンとして組織に所属するからには、組織の利益を最大化するための行動をとることを良しとし、それを放棄することは自分の行動は組織の利益に貢献しないことを意味します。つまり無駄です。
それは周囲で一生懸命成果を出している人に対してあまりにも失礼なので、少し考え方を改めたほうがいいと個人的には思います。
まとめ
- サラリーマン人生は思っているほど長くないのでうかうかしていられない
- 私は特段出世がしたいというわけではなく、今の仕事を楽しみつつ自分にしかできない成果を作り続けたいと考えています。その結果、出世してくれというのであればもちろん前向きに考えます。