はじめに
限りあるリソースをどう使うかにその人の本質的な価値観が現れるとともに、人間にとって本質的に限りのあるリソースは時間(寿命)であり、それと交換した資本(お金)であるという話をしました。
私にとって時間・資本と同じかそれ以上に大切なものは家族の幸せ
前回の投稿がこちらですね。
ここで、時間と資本をどう使うかにその人の本質的な価値観が現れるという話をしました。
では、私の価値観はどんな感じなのだろうか?と自己を振り返ってみたいと思います。
独身時代、結婚して、子供ができて、両親が歳を重ねるのを見守り、私の価値観は大きく変化してきました。
言うまでもなく、独身の頃は時間が有限だとは思わず、資本も自分の好きなように好きなだけ使ってきました。
一方で、MBAを終えて、帰国後に結婚し、子供を授かり、渡米した前後ぐらいで、キャリアの後半戦に差し掛かっていることを明確に自覚し、子供の成長と、両親の加齢を見るに、この二つの世代に挟まれる不思議な感じと、両親の世代が終わり、私の世代も着実に終わりに近づいている実感を日々得ています。
こんな状況で、私にとって最も重要なのは、できるだけ多くの時間と資本を家族の幸せのために割くことです。
日米を簡単に往復できなくなってしまった昨今、そんなご時世だからこそ、Zoomなどを使って、孫の姿を嬉しそうに見る両親を見ると、私も幸せな気分になれます。多少なりとも、親孝行みたいなものができたかなと思います。
当時にしては、かなり遅い子供だったので、私の両親はもしかしたら、あと10年生きられるのか、生きられないのか、そういうところに来ているのだと思います。そんな両親が、悔いのない人生だったと思えるような最後にしてあげられたらと思います。
一方で、私の娘には、私が当時大学生のころに祖母と暮らしてみて、その時間のあまりの大切さに、今でも人生で一番いい時間を過ごしたと思えるような、そんな体験を両家の祖父母に対して思ってもらえたらと思います。
が、ちょっと時間が足りないかもしれません。
とにかく、うちの両親には満足せずに、孫娘と幸せな時間をより長く持ってもらえるよう、少しでも元気にいて欲しいと思います。
一方で、資本と言う意味だと、たまに書いていますが、そこそこのサイズになってきたので、馬鹿なことをしなければ、この先は安定して生活はできると思います。これを元手に、キャリアのペースを落とすという選択もあるのかもしれませんが、今のところ私には取れない選択だろうと思います。
理由はいろいろとありますが、娘に対してはより高いハードルを残してあげることが、本人の才能を開花させるためには適切だという点と、両親に対しては自分たちが夢にも思わなかった世界を見させてあげたいと思うからです。
そのためには、もう少し、体が限界を迎えるちょっと前ぐらいまでは、入金力を高めるための活動を継続して、最大限の効率で資産を膨らませて、娘の可能性を引き出すのと、両親が幸せな老後を過ごすための支援ができればいいなと思います。
まとめ
- 私の現在の価値観を言語化してみました
- 私は自分が思っている以上に、家族が好きなんだということが分かってしまいますね。。。
- 家族と自分が幸せで、特別に贅沢をすることも無く、満足に暮らせればそれが実は一番の幸せなのかもしれません。