資産形成の手段としてWhole life insuranceを利用する可能性に関して調べてみた

はじめに

最近、Twitterで、駐在員はアメリカのWhole Life Insuranceに加入すべきだみたいな話が流れていたので、これに関して調べたことをメモしておきます。

Life InsuranceとTerm Insurance

私は、日本では住宅ローン付属の団信、会社の健保、及び団体保険に入っていて、何か必要があれば、掛け捨てにすべきという考えでした。

一方で、最近Twitterで見たWhole Life Insuranceはある程度Financila Literacyがあってもたどり着けないと書かれていたので、「なぬ?」と少しアンテナに反応しました。

Whole Life Insuranceなので、生命保険なのですが、これって、日本語で言うところのなんでしょうか?答えは、貯蓄型の終身保険ってことの様です。一方で、期間限定の掛け捨ての保険がTerm Insuranceと言うようです。

そう考えると、どちらもなじみの深い物と思えてきますね。

一方で、この終身保険の何が良いのかというと、いくつかのメリットがあるようで、重要なのは、その使い方にあるようでした。

Whole Life Insuranceの保険以外のメリット

まずは、貯蓄型なので、Cash Valueが貯まります。最初、Cash Valueってなんだろうと思ったのですが、どうも解約時の解約返戻金のようなものみたいです。アメリカの保険と、日本の保険の違いは、これを担保にお金を借りられる&場合によっては税金がかからないという点の様です。

なので、これを担保にお金を借りて、家を買う頭金にして、、、とか、大学の学費にして、、、みたいな使い方をするようです。

また、この解約返戻金ですが、保険会社が運用をしてくれるようです。運用をした結果、株であれば配当、債券であれば利子などは税金がかからずにCash Valueに追加することもできるようで、この辺でも税務上のメリットが見られます。

また、言わずもがなですが、生命保険なので、仮に相続遺産として次の代に相続したとしても、控除があるため税務的なメリットがあります。日本だと、相続遺産の控除がいくらなのかちょっとわかりませんが、アメリカは確か10億とかだったと思うので、普通の人だったら、相続税がかかりませんし、お金持ちだったとしても税率を圧縮できる可能性が高いと思います。

そして、この税務上のメリットがおそらく一番大きいのだろうと思います。

例えば、資産を運用するだけであれば、同額をインデックス積み立て投資で運用をすればいいのですが、配当が出るものに関しては、そのタイミングで課税されます。また、投資であれば、配当が出なかったとしても、利益を確定するタイミングで最終的には課税されてしまいます。

保険商品なので、Cash Valueが支払い済み金額との損益分岐点を通過するには、そこそこの年数がかかるだろうと思いますが、資産運用のプロが長期目線で、資産を増やしてくれてかつ、途中でそれを引き出したり、最後に利確しても同額を投資していた場合に比べて、税務上のメリットがあるというのが、このWhole Life Insuranceのメリットなんだろうと思います。

考えらえる利用シーン

これらを受けて、この商品をどういったシーンで利用すればいいのか?をちょっと考えてみました。

相続税対策

これは、まぁ、誰でも思いつくのだろうと思いますが、相続税対策です。子供の世代に相続する遺産がある一方で、キャッシュが用意できなさそうな場合などは、生命保険を利用して、相続時に子供にキャッシュを残すという使い方ができそうです。

ただし、これはアメリカの保険で、アメリカに住んでいるときにしか買えない&日本の居住者の場合は、日本でやはり相続税がかかるので、どれだけ有用かはちょっと未知数です。

できない人の資産運用の手段

これは割とありかなと思います。

日本だと、貯蓄型の生命保険は運用利回りが低い割には、手数料ばかり高く、あまり魅力的には映りませんが、Whole Life Insuranceの良いところは、日本のそれと比べるとおそらく利回りが高い点です。

自分で資産運用を考えてできる人にとっては、特に評価するに値しないのかもしれませんが、そもそも資産運用のことを考えるのがめんどくさいわりに、割と資産を持っている人などは、Whole Life Insuranceの購入を考えても良いかもしれません。

まとめ

  • Whole Life Insuranceに関してさっと調べて、メモしておきました
  • 素人がさっと調べたレベルなので、もしかしたら、もっと深遠な世界があるのかもしれませんが、それは、お見積もりを取った後の話なんだろうなと思います
  • この投稿も、保険加入を勧めるでもなく、投資を勧めるでもなく、単なる雑記帳なので、採用する際には自己責任です
  • 私はと言うと、見積もりを取って、解約返戻金と利回りを見比べてみて魅力的な商品だという判断になったら、少し拠出してみても良いかなと思っています。

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