アクティブファンドのETFの可能性に関して色々と考え出している今日この頃

はじめに

私が身銭を切って投資を始めたときに、最初に読んだ何冊かの本がいわゆる古典中の古典ばかりだったので、しばらくはインデックスと持株会だけが投資対象でした。勤め先の制限により、個別を買えないというのも大きな理由ではありましたが。

そんな中で、最近アクティブファンドのETFを使っても良いのでは無いかなと思う様になってきたので、考えをまとめておきます。

インデックスがメインだった背景

人が投資対象としてインデックスETFを選ぶ理由は、あまり多く無いと思いますが、私の場合は、以下の理由でした。

  1. 手間がかからない
  2. 経費が安い

各々、特に説明するまでも無い話ではありますが、それが私にとってどういうことなのかを整理しておこうと思います。

  1. 手間がかからない
    これが圧倒的に大きな理由でもあるのですが、銘柄を選ぶ必要がありません。その上で、上場されているほとんどの投資信託よりもパフォーマンスで勝ります。有名な話では、猿が適当に選んだ銘柄で作ったファンドと、その道のプロが作ったファンドでは、成績に大した違いが無いという話もありました。

    その道のプロが作ってもそうなのであれば、アマチュアの私が選んだ銘柄をや。といった話なので、もう選ぶのも面倒くさいので、インデックス一択です。

    そのため、日本にいた頃は日経225連動型のETF一択で積み立てをしていました。この、何も考えずに、ただひたすら市場平均を積み立てるだけで、資産が徐々に増えていく感覚が好きで、私はインデックスに対する積み立て投資をしていました。

  2. 経費が安い
    こちらも言わずもがなですが、経費が圧倒的に安いです。アクティブファンドの経費に比べて0ひとつ違います。

    これも、投資を始めた当初に読んだ書籍の影響なのですが、結局投資家のパフォーマンスを貶めるものは、頻繁な売買などによる手数料であり、それは安ければ安いほど良い。という話でした。

    となると、経費の面から見てもアクティブファンドを選ぶよりも、パッシブファンドを選ぶ方が理にかなっていることになります。

ということで、これまでは、買ったら最後そのままひたすら抱きしめたまま寝ていられる、インデックスファンドを愛用していましたし、今でももちろん愛用しています。

アクティブファンドに想いを巡らす背景

そんな私ですが、アメリカに来る前後あたりから多少の個別株と、アクティブファンドを利用しています。

たまに書いていますが、日本籍だとひふみ投信を、米国籍だとTQQQ,SPXL,ARKKです。TQQQとSPXLは指数に連動しているので、ここでは深く触れませんが、ひふみ投信とARKKは立派なアクティブファンドです。

TQQQ,SPXLを含め、アクティブファンドを利用する様になった背景ですが、アクティブファンドであっても、十分に手数料が安くなってきたのでは無いかなと思うのが、その理由です。

例えば、ひふみ投信の1%という手数料が高いか、安いかを判断するその基準は、何でしょうか?

例えば、他のファンドと比較して、絶対値として高い、安いという話があります。これはもちろんその通りで、手数料1%のファンドの手数料は、手数料0.5%のファンドの手数料の2倍なので恐ろしく高いものになります。

他方、その手数料と、実際にファンドがもたらした利益を比較すると、もう少し違う世界が見えてきます。例えば、手数料1%のファンドのリターンが6%で、手数料0.5%のファンドのリターンが3%であった場合、どちらのケースでも1%のリターンを得るために支払う手数料は、1/6=0.5/3=0.166程度となり、どちらも同じになります。

つまり、リターンと手数料の関係だけを見た場合、この二つのファンドはどちらを選んでも大した違いは無いと考えられます。

一方で、リターンと手数料の関係以外に、気にしなければならない指標として、リスク(ここでは期待値からの分散ですね)の話がありますが、私はあまり気にしていません。資産額がさほど大きく無いので、ダウンサイドよりもアップサイドに興味があるためです。そういう意味だと、リスクは大きい方がよく、TQQQ、SPXLを買っていることにはある種の合理性があると思います。

上記の様な観点から、相応のリターンを上げているファンドに関しては、たとえそれがアクティブファンドであったとしても、投資の対象として考えてみる価値があるのではないかと考える様になりました。

また、ARKKがまさにそうなのですが、その前は短期的に話題の個別銘柄を物色してみたりとかしたのですが、正直そういうの面倒くさいなと改めて思い、最近ではほとんど持たなくなった一方で、それらを選別するプロがまとめたパッケージがARKKなんだなと思うと、もうこれで良いじゃんって。

ARKKは確かに、VYMやQQQといった私が持っている別のETFに比べると5~10倍ぐらい手数料が高いのですが、それでも、例えばこの1年のQQQのパフォーマンス(88.43%)に、手数料分を上乗せした89.18%ぐらいのパフォーマンスを出してくれれば、私としては何の問題も無いのですが、この1年のパフォーマンスは253.04%だった様です。

ご存知の通り、この1年はARKKにとっては記録的な1年になったことと思いますが、何となく、この先も経費を支払うことを合理的と思えるぐらいには、パフォーマンスを上げてくれるのでは無いかと思います。

なぜ、そう思うのかはどこかでまとめようと思います。

まとめ

  • 最近は、インデックスだけではなく、アクティブファンドのETFも買う様になったので、その考えを整理しておきました
  • 最終的に、手間をかけずに儲けられれば何でも良いと思いますが、結果は10年後ぐらいに出るかなと思います

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

CAPTCHA