はじめに
Blogで日々ネタにしているのは、主に米国株の評価額に関してなのですが、この米国株の評価額と、所属している組織の持ち株会の評価額を比較することで、投資にかける時間の重要性に改めて気づくことができました。
期間5倍で、評価額は3倍
たまに触れていますが、我が家の資産のほとんどは、私が所属する組織の持ち株会の評価額です。一方で、このBlogで良く触れるのは、米国駐在を開始してから始めた米国株式の評価額でです。
この二つの投資活動ですが、比較するのに、ちょうどいい具合になってきました。
種類 | 投資方法 | 総投資額 | 投資期間 | 評価額 | 成績 |
持株会 | ドルコスト平均 | 1.0 | 16年 | 5.0 | 10.6% |
米国株 | ドルコスト平均 | 1.25 | 3年 | 1.6 | 8.8% |
こんな感じです。
金額、評価額は実際の数字とは異なりますが、比率があっていれば問題ないはずなので、こんな数字にしておきました。
投資方法は、どちらも毎月買い付けのドルコスト平均なので、実際の利回りとは異なると思います。また、持ち株会は拠出上限が設定されており、常に全力投球の私の拠出額は、時間が経つほど増えているので、これも実際の数字から外れる一つの原因になっています。
と言う条件があることを前提に、二つの表を見てみると、驚いたことに、既に持ち株会に対して拠出した金額以上をこの3年間の米国株に拠出していることになります。一方で、条件は持ち株会の方が優れていることもあり、そのパフォーマンスは持ち株会の方が優れています。
上記、パフォーマンスの計算は期初にすべての資金を投資した際のパフォーマンスなのですが、実際にはすこしずつ積み立てているので、初期に積み立てたものは、これ以上のパフォーマンスを出していると思います。実際に、自社の株価を見てみると、私が入社して以来、最安値の10バガーになっていることを確認しました。
ここから言えるのは、単純に私の所属する組織の株価が「たまたま」順調に上がっていったという大前提があるのですが、それでも、16年の歳月をかけて評価額が5倍、400%程度の含み益を実現しているということと、同様に多くの資金を拠出した米国株も調子がいいとはいえ、やはりまだまだ期間が短いので、これに比べると、評価額が十分に大きくなっていないという事です。
この辺り、株式投資をするにあたって、時間をかけてゆっくり育てることに大きな意義があることが見て取れると思います。
まとめ
- 比較対象としてちょうどいいものがあったので、持ち株会と米国株のパフォーマンスを比較してみました
- 同じ程度の資金しか振り向けていないにもかかわらず、その評価額は大きく違っているあたりに、投資における時間の効果が見て取れます。