Macmini Late 2012のHDDをSSDに交換し終えたので、そのレポートです

はじめに

我が家にあるMac mini Late 2012のHDDをSSDに交換すると言った投稿を、数日前にしました。本件に関して、作業が9割方終わったので、整理しておこうと思います。

実現したかったこと

今回の作業を通じて、私が実現したかったことは、以下の2点です。

  1. 購入時に搭載されていたHDDをSSDに入れ替える。もちろん、データも含めて全て移行し、OSもSSDから起動する
  2. HDDはこの先、Timemachineで使うバックアップ用ディスクとする

今回は、このうちの、1.に関するレポートです。2.に関しては、ソフトの設定だけの話なので、SSDの稼働の状況を見てみて問題なかったら、改めて設定を追加して仕上げようと思っています。

購入したもの

前回の投稿でも記載しましたが、私がこれを実現するために購入したものを整理します。

まずは、SSDですが、これは機器とのCompatibility(日本語でなんていうんでしょうかね?互換性ですかね?)を確認した上で、Crucial 2.5inch SSDの1Tを購入しました。1TのSSDが$100を切ることに衝撃を受けました。

次に、SSDをMac miniのマザーボードに接続するためのSATAケーブル及び、それをマウントするための工具などなどです。これを購入する際に重要なのは、ケーブルの向きを間違えないことかと思います。

以下の商品のイメージには二種類のケーブルが入っていることがわかりますが、これは、SSDをMac miniのスロットの上段、下段どちらにマウントするかで使うものが異なるので、注意が必要です。

私のケースでは、SSDを上段にマウント下(つまり、HDDは下段にマウントされていた)ので、画像の下側にある丸シールの貼ってあるものを利用しました。Webで誰か使った実績のある物を探して、こちらの物を購入しました。$15ぐらいだったかな。

交換手順

まずは、交換に際して参考にさせていただいたサイトをリストしておきます。

豆腐に魅せられて

手順自体は、メモリ交換とSSDの追加ですが、私はメモリは交換ずみだったので、SSDの追加の手順だけを参考にさせていただきました。

Studio Milehigh

豆腐に魅せられてさんからリンクされていたURLで、実際の機器の開腹、脱着などを動画で紹介してくださっています。

おそらく、これぐらいだったと思います。

これらのサイトを参照しながら、手順を整理すると以下のとおりです。動画等々は、上記参考にさせていただいたサイトに載っているので、そちらを参照していただくとして、私がハマった細かい注意点を補足していこうと思います。

物理作業

  1. ケーブル類を全て抜線
  2. 裏返して蓋を取る
  3. ネジを外してファンを取る(コネクタも抜線する必要あり)
  4. ネジを外してWifiアンテナを取る(コネクタは接続したままでOK)

    外したことがある方にとっては当たり前なのかもしれませんが、Wifiアンテナの取り付けられている網は1-2mm分ぐらいMacminiの筐体の中に入っているので、ネジを外した後に、単純に上に押し上げるのではなく、少し手前にスライドする必要があります。でないと、網が曲がります。

  5. ネジを外して黒いカバーを取る

    ファンを手前側に置いたときに、左側に黒いカバーがあるのですが、これはWifiアンテナを取り外さなくても取れそうな気がしますが、確か取れなかった気がします。一方で、これを取らないと、SATAケーブルのコネクタにアクセスできないので、これを外すのは必須の作業です。

  6. 下段に搭載されているHDDを抜き取る

    これは比較的簡単にできるのですが、完成図を覚えておくという意味でも、取る前に写真でも取っておいた方がいいかもしれません。私は、これをせずにパチパチぬていたら、最後にケーブリングでハマり、HDDがうまく戻せずに苦労しました。

  7. SSDにSATAケーブルを接続

    搭載する段によって、利用するケーブルが違うのですが、まぁ、間違えてもすぐにリカバリ可能なので、問題は起きないでしょう。

  8. SSDを上段に搭載する

    右側にあるケーブルを避けながら、SATAケーブルの接続されたSSDをMacminiの上段に搭載します。筐体の中の奥の方をみるとわかるのですが、ちょっとしたでっぱりなどがあり、なかなか手間はかかりますが、どうにもならないほど不可能ではないです。じっくり取り組みましょう。

  9. HDDを下段に搭載する

    ここで重要になるのが、右側でボードに接続している8本ぐらいのケーブルです。私は当初、これをHDDとWifiアンテナの間にしまうのかと思い、頑張って入れたのですが、そうするとWifiアンテナとHDDを固定する際にねじ穴の位置がずれてしまい、どうにもうまくいかずに困りました。

    正解はよくわからないのですが、参考サイトの状況を見ると、HDD搭載後にそもそもケーブルが見えなくなっていることに気がつき、このケーブルたちをSSDとHDDの間に挟む形で、HDDを搭載し直し、見事にWifiアンテナを被せることができました。

    また、このHDDの搭載自体もなかなか手間のかかるものだったのですが、構造からして、HDDはなるべくMacminiの蓋側に近い方(正しく置いた際に下になる方)に搭載される構造のため、Macminiの向きを元に戻し、重力も利用しつつなるべく周囲の出っ張りなどに当たらない様にすることで、なんとかマウントすることに成功しました。

  10. 黒いカバーをつけ直す

    SSD/HDD共に搭載が終わったので、コネクタがマザーボードに接続されていることを確認したら、黒いカバーを装着し、ねじ止め。

  11. Wifiアンテナをつけ直す

    黒いカバーを装着したら、Wifiアンテナを装着し、HDDと固定

  12. ファンをつけ直す

    最後にファンをコネクタと接続したのちに、ファンをねじ止め

以上で物理作業はおしまいで、ここからはソフト的な作業(論理作業)になります。

論理作業

こちらは、物理的に搭載されたSSDをMacが認識できる形にするのと、また、そのSSDを使って、Macを起動できる状態にする作業です。

こちらは、Apple謹製のTimemachineを利用してバックアップ、リカバリをする方法と、上記の豆腐に魅せられてさんご案内の、Carbon Copy Clonerを利用する方法とがあります。

まぁ、どちらを採用したとしても結果は同じだと思いますが、個人的にはApple謹製のTimemachineを使うことをお勧めします。これは、おそらくSE的な感覚だと思うのですが、あまり不要なソフトウェアをOSにインストールしたくないからです。

とは言っても、私はCarbon Copy Clonerを利用して、HDDのコピーをSSDに作成し、SSDからOSをBootできる様にしました。

私の環境では、1TのHDDに450GB程度のデータが書き込まれており、およそ150万程度のファイルがあった様ですが、コピーには7時間程度かかりました。65GB/h程度の書き込み速度の様なので、一つの指標になると思います。

これが終わると、OSから認識するBootディスクをSSDに変更し、実際にOSを起動しちゃんと動くことを確認すれば一連の作業は終了です。

なお、appleIDだけはログイン状態を引き継げない様なので、OSにログインした後に再度パスワードを求めれらます。私はパスワードを忘れてしまっていたので、ここでパスワードの初期化をしました。

まとめ

  • Mac mini Late 2012を開腹し、SSDを追加したのち、HDDのデータを丸ごと書き込み、Bootディスクにすることに成功したので、その手順をメモしておきました。
  • HDDが上手く戻せずにちょっと手間取ったのですが、とは言っても、データコピーの時間を除くと、開腹から装着完了まで、1時間も掛からなかったと思うので、割りにすんなり言った方だなと思います。
  • この先、HDDをTimemachineのバックアップディスクにする作業をどこかのタイミングですることになりますが、もう少し、SSDの稼働の状況を見てから実施しようと思います。

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