Dallasで自動車免許をとる 〜その1〜

はじめに


Dallasに赴任してそろそろ3カ月が経過しました。この間、色々と生活の立ち上げをしてきたのですが、ようやく最終段階の自動車免許の取得が動き出し、終わりが見えてきましたので、これを振り返りまとめておきたいと思います。

アメリカの免許事情


まずはアメリカの免許事情ですが、日本のそれとは少し事情が異なります。学科試験があって、実技試験があってというのはもちろん共通なのですが、そこに至るまでの過程が異なります。

日本では、民間の自動車教習所に通い、校内教習ののちに仮免を取得し、路上教習を受けて、教習所での実技試験に合格すると試験場で学科試験を受けて免許取得という流れだったと思いますが、Texasでは知識を学び、学科試験を受け、合格するとLerners License(教官がわりの人(21歳以上、免許取得後3年以上の人)が同乗するという限定付き)が発行され、路上で運転ができるようになります。路上運転を通じて自信がついたら、実技試験を受験し、見事に合格すれば限定が解除されるという仕組みです。

取得までの全体の流れ


自動車免許取得シリーズは、全部で4回ぐらいになる予定なので、初回の今回は全体の流れを整理しておこうとおこうと思います。

日本から赴任した方がTexasで運転免許を取得するには、以下の手続きを終える必要があります。

  1. 学科試験
  2. Impact受講
  3. 免許申請および実技試験予約
  4. 実技試験

各々、以下に詳細をまとめます。

学科試験

日本と同様に、運転免許の学科試験を受けて合格する必要があります。学科試験の受験方法には主に2つあるようで、オンラインで有償のクラスを受講し、そのコースが定める試験を終了することで、終了証明書を取得する。もう一つが、免許の申請をする際に現地で同時に受験する方法です。

私より先に赴任した二人は後者の方法(免許の申し込み時に学科も受験する)で免許を取得したようですが、私はオンラインで有償のクラスを受講し、その後終了証明書を発行してもらいました。使ったサービスはDriversEdというサービスで、ここのAdult Drivers Educationを受講しました。このリンクを使って申し込みをすると申し込まれた方には10%オフ、私には$10のギフトカードがもらえるようです。

このサービスは、

  • PCを使ってOnlineで受講が可能
  • スマフォアプリもある
  • 6時間分の実技訓練が受けられる

が含まれています。これで$48(私が申し込んだときはなぜかディスカウント中で$36でした)なので、日本の教習所の費用から比べたら破格だなと思いました。その他サービスなどもあるのですが、詳細はこちらのサイトをご覧ください。

https://www.drive-safely.net/adult-driver-education/

Aceableなどはサービスとしてかなり有名なようです。

いずれかのOnline講習を受けてテストに合格すると、終了証明(Certificate)を取得することができます。これは、紙で送ってもらう方法とemailで送ってもらったものを自分でプリントアウトして取得する方法があります。郵送して届くのを待つのも時間の無駄なので、自分でプリントアウトしました。

Impact受講

学科試験が終了しても免許の申し込みはできません。厳密には申し込みはできるのですが、申し込みの際にどうせImpactを受講させられるので、これもOnlineで先にやってしまいましょう。

詳細はTxDPSのこちらのサイトに書いてありますが、このサイトから必要なVTRを見て、最後にクイズに答えることで受講完了になります。クイズは、ちゃんと見ていたかを確認するためのものなので、交通ルールとは全く別の内容に関するクイズが出題されます。間違えても選択し直せるので気楽にできます。

このImpactを受講するためのアカウント作るのに、Certificateの番号が必要になるので、Impact受講前に準備しておきましょう。

免許申請および実技試験予約

これが最大の難関なのですが、免許の申請および実技試験の予約をDrivers License Centerでします。TxDPSのページを見ると、Onlineで予約をできるようなことが書いてあるのですが、Online予約のためのログイン情報(Driver License Number)を新規申し込みの人は持っていないので、実際にセンターに足を運んで申し込まなければなりません。

実際に行ってみると分かるのですが、現地は人でごった返しています。申し込みを終えるだけで4時間かかったという人がいるぐらいです。私のケースでも2時間半ぐらいはかかったかと思います。また、営業終了時間の1時間前には新規の受付を終了し、センター内への入場を制限するようなので、申請に行く際には十分時間に余裕を持って行くことをお勧めします。なお、会場にもよるのかもしれませんが、私が申し込んだCarrolltonのセンターは駐車場の数も十分になく、車を止めるのにも一苦労ですので、本当に時間に余裕を持っていきましょう。

ちなみに、申し込みにかかる費用は$25です。こちらのサイトに詳細は書いてあるのですが、結構書類が必要なので、抜かりなく準備しましょう。でないと、せっかく待った数時間が一瞬で水泡に帰します。申し込みに使える書類一覧はこちらにまとまっているので、必ず確認しましょう。

実技試験

免許の申請をすると、その場で実技試験の日程の予約ができます。センターにもよるのですが、私が申請をしたCarrolltonのセンターでは実技試験まで3ヶ月待ちと言われました。とりあえず予約をして、後ほどOnlineで変更もできるのでこの段階では3ヶ月後で予約をして、その後変更しました。ただし、Carrolltonのセンターでは全然空きがなかったので、Dallas SouthのMega Centerで予約を取り直し、申請の三週間後に無事に受験することができました。

まとめ


  • 今回は免許取得全体の流れをざっと振り返りました
  • アメリカの免許取得は日本のそれと比べるとかなりあっさりしています
  • 次回以降は各タスクの詳細を深掘りしていきます

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