誰よりも助けられているのは自分だということにまざまざと気付くなど。

はじめに

「人のために、、、」と思ってやったことが、実はその人というよりは、自分のことを助けていたということに気づくことって、今まであまりなかったのですが、最近、まざまざとこれを感じたので、記録しておこうと思います。

実家のサポートがなかったら成り立っていなかった。

我が家は現在、1歳の息子と、5歳の娘を含む4人家族です。

ダラス駐在が決まる前に、東京でマンションを買ってしまったことは、ブログのどこかに書いてあると思いますが、現在は帰国し、そのマンションに住んでいます。

また、このマンションですが、妻が育休から明けたときに、可能な限りの支援ができる様にと、私の両親の家の近くに購入しました。いわゆるスープが冷めない距離よりももうちょっと近い距離感です。

これは当時、妻の仕事柄、割りに家を空けがちになることと、妻の性格から言って、家庭以外の場所がない状況は息が詰まるだろうというのも容易に想像ができたため、全力で復職を支援するためには最善だろうと思い、私の両親の家の近くにマンションを買いました。

最近になり、抑え目ではあるものの、妻が職場復帰を実現し、月に何日か家を開けることが出てきました。一度家を開けると、数日は帰宅できないため、その間の家事育児は私が一手に背負うことになります。

これ、想像するのと、やるのでは全くの別物であることがわかりました。専業主夫であれば、そんなことを思うこともなかったのかもしれませんが、いわゆる激務の会社でサラリーマンをしながら、ワンオペってのは、ほぼ無理ゲーですね。私もだいぶ想像が甘かったなと反省しました。

毎朝8時前後に二人を保育園に連れて行くわけですが、その時間はダラスとの打ち合わせがあり、大体被ります。そうすると、打ち合わせをずらすか、保育園への見送りをずらすかという話になります。

また、夕方は4時から5時ぐらいには、迎えにいかなければなりません。ここでも、打ち合わせをずらすか、迎えの時間をずらすかという話が当たり前の様に発生します。仮に、打ち合わせをずらしたとして、子供が帰宅すると何があるかというと、晩ご飯の支度から寝かしつけまで、およそ5時から9時まではノンストップで、中断した仕事に戻る隙はありません。

こんな感じで、どうにも融通の効かないことが、1日の多くの時間で発生します。この状態で、フルタイムで働き続けるって、周りのサポートがなかったら、全然成立しないと改めて感じました。

元々は、妻の復職を支援するために考えた策なのですが、それもさることながら、私の両親の家の近くに居を構えるという選択は、何よりも私の家事育児にかかる負担を圧倒的に下げる結果となり、誰よりも当事者である私自身が本当に驚いています。

仮に、これが妻の実家の近所だった場合、恐らく私はこんなにも気軽に子供を預けられなかっただろうし、それによって色々とストレスを溜めてしまい、場合によっては私か妻かどちらかが仕事を辞める選択肢すら考えうる状況になっていたかもしれないとすら思います。

そう思うと、普段色々と口喧嘩などもするものの、老体に鞭を打って、子育てを一緒にしてくれる両親には感謝しかありません。

まとめ

  • 自分のためというよりは、自分以外のみんなのために両親の近くで住むという選択をとり、それを進めてきたのですが、気がついたら、その恩恵を一番被っているのが、自分だということに改めて気がつきました。
  • 家族の形は色々とあり、多くの場合は奥さんのご実家で住まわれる夫婦が多いかもしれませんが、うちの妻の様に、定期的に家を開けざるを得ない仕事&夫に積極的に家事育児に参加してほしい場合は、我が家の様な環境にすることも一考の価値ありなのではないでしょうか?

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

CAPTCHA