2023年はどんな年だったか?を年初の記録から振り返る。

はじめに

一年の抱負と言うとちょっと大げさですが、今年一年をどんな年にしようかと言う、大まかな方向を持っておいた方が、有意義に時間を過ごせるという点に関しては、あまり異論も出ないと思います。

同様に、自分で設定した方向性に対して、自分がどれだけ上手く進めたかどうかを振り返ることは、次の1年、ひいてはその先の人生の方向性を定めるためには、同じく重要なことに異論もないと思いますので、ここに、今年一年の振り返りをしておこうと思います。

年初の記録はこちら

役割の整理

人間だれしも、複数のコミュニティーに所属しており、そのコミュニティの数だけの顔があると考えると、それはつまり、それだけの役割があるということで、まずは、改めて、私の担う役割を整理しておこうと思います。

プライベートでの役割

  1. 妻にとっての夫
  2. 娘にとっての父親
  3. 両親にとっての息子
  4. どの関係からも切り離された個人

社会人としての役割

  1. 駐在先での社員
  2. 日本での所属先での社員

役割毎の方向性

各々の役割に対して、今年の成果はこんな感じになりました。

プライベートでの役割

  1. 妻にとっての夫

    家族を構成するための最小限の単位であり、私の人生で両親に勝るとも劣らない、最大の協力者たる妻にとって、同じく最大の協力者たる夫となれるように、今年も精進します。

    2022年に第二子が生まれたこともあり、家庭内でのタスクバランスは試行錯誤しつつも、何とかうまくいっているかなと思います。2023年はかなりの確率で、家族が4人で暮らせる最後の年になり、その後2024年からは妻が職場復帰するのに合わせて、私が単身赴任になることが見えているので、それに向けた準備を少しずつしていかないとならないかと思います。

    妻はバリバリのキャリア組というわけではないのですが、それでも、基本的には体力勝負の仕事をしており、その寿命も見え始めてはいるので、キャリアの終盤で振り返った時に、後悔の無いように選択をしてほしいと思います。今年は、その妻の選択をサポートするのが、夫としての重大な責務になりそうだと思います。


    というのが一つ目の目標でした。駐在生活の終了が予定よりは早くなり、2023年半ばには本帰国となりました。これを受けて、最も影響があったのが、妻の職場復帰がかなり早まったという点です。

    元々は、息子が2歳になる年の4月頃に復帰と考えていたのですが、帰国後、妻が復職しないと、息子を保育園に預けられないということがわかり、色々と検討を重ねた結果、当初予定よりもだいぶ早く、2023年9月から息子は保育園デビューすることになりました。

    これを受けて、妻の職場復帰を支援するべく、私もベースをWFHとしつつ、子供二人の送り迎えや妻が家を開ける時の子供の世話など、できる限りのことを行えているとは思います。

  2. 子供にとっての父親

    2022年に第二子が誕生したことを受けて、「娘にってとっての父親」という役割から、「子供にとっての父親」という役割に変化しました。今までは、娘のことだけを考えていればよかったのですが、これからはそれに加えて息子のことも考えないとなりません。

    娘に関しては、これまで同様にのびのびと育っていって欲しいと思う一方で、基礎となる教育をどこで受けさせるのか?という問題に対して真剣に取り組まないとならない時期に差し掛かってきました。

    彼女の人生を思うと、ここまで十分英語に親しんできたので、この先は思考力の基礎を獲得するという点で、日本の教育システムに組み込むのが良いのでは?と私は思っていますが、どうなることでしょう。

    一方で、息子に関しては、6カ月から1歳半ぐらいの期間が2023年という期間になります。ハイハイをしたり、立ったり、歩いたり、それぐらいができるようになる頃でしょうか?場合によっては走れるようになるかもしれません。あとは離乳食ですね。

    男の子ということで、娘の時とは違った成長があるのかもしれませんが、基本的なところでは大きくは変わらないものと思います。よく寝て、よく食べて、よく遊んで、すくすくと育ってくれることを願っております。

    二人の子供に対しては、サポーターであるという基本的な立ち位置は変わらず、姉弟の関係性において、何か問題になることが発生するようであれば、一緒に対処方法を考えていこうと思います。


    まず、娘の教育に関してですが、当時は帰任が確定していなかったこともあり、どこでベースとなる教育を受けさせるか、悩んでいる部分もありましたが、結局日本で教育を受けさせる運びとなり、個人的にはまぁ、納得と言ったところでしょうか。

    息子に関しては、1歳を過ぎたあたりから徐々に立ち上がり、現在では割と早く、小走りみたいな感じで移動できる様になってきました。言葉はまだまだ少ないですが、それでも一生懸命意思疎通をしようとしているところが伺えて、父親としては大変喜ばしいと思います。

    弟ができたことで、娘に対しても多少なりとも影響があったと思いますが、それでも今のところ、派手な赤ちゃん帰りの様なことも無く、二人仲良く遊んでくれているところを見ると、二人の関係性、両親との関係性等、So far, so goodといった感じの様です。

    この先、息子が言葉を話したり、腕力がつく様になってくると、また関係も変わってくると思いますので、これからも注意して二人の関係性を見守っていこうと思います。

  3. 両親にとっての息子

    この役割は、両親の加齢もあり、求めらえる役割が確実に変わりました。

    赴任してから4年半が経ち、私のアメリカ赴任もこの先そう長くないだろう(と勝手に思っている)ということもあり、今年は、私の両親及び、妻の両親を招待してアメリカでしばらく孫たちと過ごしてもらう時間を準備できればと考えています。


    ここに関しては、春先に両親をアメリカに招待して、WDLで孫と一緒に過ごす時間を確保し、その後アメリカに一週間程度いてもらうこともできたので、イベントという意味では、予定通り達成できたかなと思います。

    また、思いがけず達成できてしまったのが、日本へ帰国し、両親を頼りつつ、子供を育てるということです。こちらは、もう少し時間がかかるかと思っていましたが、予定よりも早く帰国となったため、思いがけず達成されました。

社会人としての役割

  1. 駐在先での社員

    去年書いたいくつかの大きなプロジェクトは、現在まさに進行中ではありますが、いよいよ佳境を迎えつつ、恐らく大過なくやり過ごせるのではないかと考えております。

    そう思うと、この先私の後任に誰が来たとしても、困ることなく、ここの仕事を引き継げるようにしておく必要があります。今年の夏ごろをめどに、情報を整理しておくことが、この先求められるだろうと思います。

    ただし、現実的な路線としては、駐在先の仕事を完全に任せられる存在というのも、私の観測範囲では確認できないため、実際はここに席を残しつつ、次なるステージに向けた準備を少しずつ始めるということになるだろうと思います。


    ここに関しては、ある種予定通り最後の一仕事を終えて、帰国となりました。正直いうとちょっと不本意ではあったのですが、それでも後をついで私のポジションを担当してくださる方も見つかったので、予定通りといった形ではあります。

  2. 日本での所属先での社員

    こちらも、上記と同様で、どうも次のステージに行くことが求められている状況になってきたようです。今この時点で、確定的な情報は何もないのですが、来年度以降は職階が一つ上がりそうで、自分の専門性において、より大きな仕事をこなしていかないとならないようです。

    また、私の所属する組織も、世の中の流れを汲んでか、「専門性」にとがる人と、「経営管理」にとがる人とキャリアパスが明確に分かれてくるような話もちらほらと聞きます。

    私は、「専門職経営者」というのを一つの目標としてここまで来ていることもあり、この動き自体は歓迎すべきものと考えています。これまでの経験から、専門職経営者になるべく、圧倒的に足りていない経験は自分の足で売り上げを上げる経験なので、このあたりを強化すべく、次のタスクアサインを期待したいところではあるなと思います。

    専門職経営者というのは、インダストリーを問わず、任されたビジネスに関して包括的に理解し、価値提供のための最適なオペレーションを計画、実践し、必要に応じて、法務、財務等の外部リソースを利用しつつ、ビジネスを大きくしていける人。と言った感じの定義を自分の中で持っており、この、「ビジネスを大きくしていける」という点が圧倒的に足りていないため、ここを強化したいと考えています。


    こちらに関しては、予定通り職階が一つあがり、いよいよ所属する組織でのラインに明確に乗ったということになりました。これは、個人としては喜ばしいことの一つではあると思いますが、一方で、専門職経営者としての道から遠かったのか、近づいたのか、いまいち判断の難しいところとなりました。

    これを受けて、帰国以降、折に触れて転職活動の様なものをして、自分の市場価値を把握しているところです。このあたりの、新しい動きなども含めて、目標に向かって着実に歩みを進められていると考えて差し支えないかなと思います。

どの関係からも切り離された個人としての方向性

私個人としては、今年は、以下の3点を中心に考えていた様ですが、どうだったのでしょうか?

  1. 健康

    昨年までさんざん悩まされていたコリン性蕁麻疹ですが、その後少しずつ、継続的に運動強度を上げてきた結果、HIITやランニングなどを行っても蕁麻疹が出ない程度には回復したので、そろそろ蕁麻疹のことは忘れていい具合にはなってきました。

    一方で、やはり年のせいか、身体についた脂肪分が落ちづらくなってきたのも事実なので、食事及び生活習慣の見直しを行い、もう少し体を絞りたいと思います。目標としては、BMI:22-23、体脂肪率:15%ぐらいでしょうか。

    これを実現するために、脂肪分少なめの食事と風呂前のHIITを実践しようと思います。


    振り返ってみると、やはりなかなか難しいのですが、蕁麻疹に関しては大きな成果があり、HIITなどを行ってもほぼ発生しなくなりました。一方で、帰国後は想像していた通り、さっと通えるジムがなくなったことで、運動習慣を継続することが難しく、1,2回/月のサッカーが限界となっています。

    ここに関しては、まだまだ精進が必要で、晴れてメタボ認定されてしまったこともあり、来年度の目標として引き続き取り組んでいこうと思います。

  2. 時間

    第二子が生まれて以来、一層自分のために割く時間が少なくなってきていますが、それでもまだまだやりようはあると思うので、7時間睡眠、毎日HIITを10分、これぐらいは最低限やることとし、もう少し、インプットの時間を増やしていきたいと考えています。

    何をインプットするのかはその時の気分によるのですが、最近だとやはりCoaching関連や投資関連の情報になるかと思います。15-30/日ぐらいをこの時間にあてて、自分の興味のある分野に関しては、常に最新の情報に触れられるようにしておこうと思います。

    また、何度か書いた通り、50歳を一つの区切りとして、キャリアの次のステージに向けて、どんな道筋を描くのが良いのか?というのをそろそろ少しずつ具体化していっても良いころかと思うので、家族の状況に鑑みつつ、どういったオプションが取れるのか?を考える時間を少しずつ取ろうかと思います。


    今年一年を振り返って、家族が健康に健やかに日々の生活を送れる様に、自分の時間を投資できたか?という点ですが、どうでしょうか?前半戦は無事にCoachingのコースを終了したり、HIITを継続したりとなんとかなっていたかと思いますが、帰国後は特にWorkoutを継続することが難しく、これが体型に表れてしまっていると思い、来年以降の課題と考えています。

  3. お金

    昨年の急激な円安及び、その後の戻りなどもあり、昨年は殆ど資産が増えませんでした。ただし、その間も投資活動は止めることなく進めているため、今後株価が戻ってくるタイミングで資産もそこそこ大きくリバウンドすることと思います。

    一方で、日本側にあまり効率的に運用されていない資産がおかれているので、これをどうにかして運用に載せたいと考えています。ただし、これだけだとあまりダイナミックな運用もできず、たかが知れているので、サラリーマンの信用を元に、外部の力を借りて、少しまとまったサイズにしたうえで、運用する術を考えられればいいかなと思います。


    資産運用に関しては、割と予定通りだったかなという印象です。引き続き円安水準ではあるものの、持株会の評価額と米国株の評価額はかなり戻ってきました。また、一方で、期初からどうにかしたいと思っていた日本のキャッシュですが、これを元手に借入を起こし、ついに不動産投資を始めることができました。

    これにより、従来の株式投資による資産の拡大と、新たに不動産投資による資産の拡大という新しい手法を取り入れることで、投資の幅を広げることができる様になったと思います。

    不動産投資に関しては、様子を見つつ、もう少し拡大したいと思っているので、魅力的な物件が見つかり次第、順次買い付けを進めていこうと思います。

まとめ

  • 2023年初にまとめた方向性をもとに、結果を振り返ってみました。
  • こうやってみると、外向けのこともうち向けのことも概ね達成されたことが多いと思えます。

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