S&P500とNasdaqが最高値を更新したので、しばらくはレバレッジETFを買い上がろうと思います

はじめに

コロナショックの少し前から買い始めたレバレッジドETFですが、早いものですでに1年以上の運用歴になりました。S&P500やNasdaqなどの指数が最高値を更新したので、しばらくはSPXLとTQQQを買い上がっていこうと思います。

運用状況

まずはここまでの運用状況を整理しようと思います。勿体ぶっても仕方ないので、さっさと載せてしまうと4/8の終値ベースでこんな感じになっています。

4/8時点のレバレッジドETFの運用状況

SPXLの投資総額が$3444.88で現在+105.74%の含み益、同様にTQQQは投資総額が$4505.95で+46.35%の含み益です。

前回は、

SPXLの総投資額が$2,195.69で現在+89.81%の含み益、TQQQは$3,474.3が総投資額で、+25.41%の含み益です。

2020/12時点の運用状況より

と書いていたので、どちらも入金額が1.5倍程度になった一方で、含み益はさらに大きくなっています。これは、この間に投下した資本の伸びよりも、すでに投下してあった資本の伸びが大きいことを意味しています。

これだけ見ると、やっぱりレバレッジETFは正義と思えてしまうかもしれませんが、これは、コロナの谷や、9月以降の調整のタイミングでうまく買い増しできたので、そこそこの利益が乗ってきていますが、それでもまだいつ含み損になるのかはわからない状況です。

それでも、レバレッジを使いつつも、自分の購入したものがこの短期間で倍になっているのをみると、やはり嬉しくもなります。

私の運用方法

過去にもいくつかの投稿で書きましたが、私はレバレッジETFを、だいたい以下の様に運用しています。が、ちょっと欲が出てきているのと、実際に成長が早いので、すでに1番目のルールが守れなくなってきています。

  1. 評価額で資産の一定割合を超えない様にする
  2. 指数が高値を更新しそうになったら買い始める
  3. 指数が大きく下げ出したら買い下がる
  4. 含み損に落ちたら買う量を増やす
  5. 含み益に戻ったら買いを減らす

1点目は言うまでも無く、ボラティリティーが大きすぎて、なかなか辛いので、評価額で一定の割合を超えない様にしています。これは、指数が好調な時はVYMやQQQなどの普通のETF、他の個別高配当株を買うことでポートフォリオのバランスを取る一方で、指数の調子が悪い時は、レバレッジETFを買い増すことで、同じくポートフォリのバランスを取ることを期待しています。

2から5は一連の流れなのですが、指数が高値を更新して、天井を抜けるとその後しばらくは上がるので、ここでレバレッジETFを少しずつ買い始めます。ここは本当に少しで、1回あたりの単位は1とか2とかです。その後、どこかのタイミングで指数も勢いを失い、下落に転じるタイミングがあるので、そうなったら少しずつ買いを増やします。ただ、これも日々の小さな上下というよりは、1年に一度あったらいいぐらいの市場の調整を待ちつつほんの少しずつ買い続けるといった感じです。

そして、いざ、市場の調整に遭遇したら大きめに買い始めます。これが普通はなかなか難しいんだと思いますが、対象とする指数が長期では右肩上がりになると言う前提を受け入れて、急落する相場の中で買うことは愚か、持ち続けることとすらできない人が多いことを考えれば、これを乗り越えられると他人とは一味違った世界が見えてくるはずです。

SPXLを買い出した頃はこれが本当にうまくはまりました。過去の取引の記録を振り返ると、SPXLを買い出したのは、2019/11からで、月に1回、2株買うだけでした。これが、2月の下旬に差し掛かると、世の中が騒ぎ出し、指数も下げてきたので、2/24から3/5まで、二日に一回ぐらいのペースで買っていますが、それでも一回あたりは2株でした。そして、3/12から4/17までの間に、一回あたり10株程度を4回購入した様です。結果、このアプローチで、SPXLは私のポートフォリオの中で突出した含み益をあげています。

アメリカはワクチンの接種が進み、経済の再開に向けて具体的に動き出してきています。それを受けるように、各指数も最高値を更新してきているので、今はまさに手順2の状態にあり、少しずつ買い上がり、暴落を待つフェーズにあります。

レバレッジETFを買うときの注意点

ここまでの話を読んでくると少し「あれ?」と思うことがあるかもしれません。それは、レバレッジETFを買うタイミングを図るのに、元の指数を基準にしているところです。

このアプローチが正しいのかどうかはわかりませんが、私はそれがいいと思うと言うか、レバレッジETFのチャートには意味がないと思っているためです。つまり、レバレッジETFのチャートはETF自体の売買の記録と言うよりは、単純に指数の変動率の3倍のチャートを指数が変動した後から追っているのに過ぎないのではないか?と考えているためです。

例えば、SPXLが今日3%下がったとしたらそれは、SPXL自体の売買の結果売る人が多かったわけでは無く、S&P500が1日の売買の結果1%下がったという、ただそれだけの理由と言うことです。

一方で、対象とする指数が長期では右肩上がりであると言う前提を受け入れた場合、絶好の投資タイミングは常に「今この瞬間に全力」なのですが、これは私も含め、普通の人には負荷が高すぎるので、次は、「如何に平均買い付け価格を下げるか?」が命題になります。そうすると、通常は買わずに下げた時にだけ買えばいいとか言う話になりがちなのですが、基本的にタイミングを図るのは無理と考えている点と、落ちるタイミングで買い向かえる人は、それをやるに足りるインセンティブがある人であり、それはつまり、平均買い付け価格を下げることができるという話だと考えます。

そうすると、指数の最高値圏で様子見を込めて少しずつ買い始め、指数が大きく落ち出したら買いを増やす様なアプローチがレバレッジETFを買うにあたってはいいだろうと思います。

よって、レバレッジETFを買う際には、それ自体のチャートよりは元の指数のチャートを参考にした方が大きな利益を上げられる可能性が高いと考えています。

まとめ

  • 私が実践するレバレッジETFの運用に関して、アップデートも含めて、今現在の考えをまとめました
  • 以前は、「長期投資には向かない」と言うことで、一度は納得したのですが、割りにリスクを取るのが好きな方なので、限定的な範囲で引き続きレバレッジETFを使った運用は継続しています
  • レバレッジETFは指数が暴落するときの破壊力が凄まじいので、用法と容量は是非よーく吟味した上で、自己責任で少しずつ試すことをお勧めします

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

CAPTCHA