日本語を話せなくなる

はじめに

以前から何度か似た様な症状があったのですが、先日、ついに日本語で考えて日本語で書いた資料ですら、日本語で説明することができないという稀有な事態を経験したのでメモしておきます。

状況の整理

当時は、仕事のミーティングをニューヨークのチームメンバーを含め、以下の構成でやっていました。

  • 私(日本人)
  • 同僚1(日本人)
  • 同僚2(日本人)
  • メンバー1(ニューヨーク在住、韓国人)
  • メンバー2(ニューヨーク在住、日本とどこかのハーフ)
  • メンバー3(ニューヨーク在住、アメリカ人)

このメンバーで、通常ミーティングをする時はほとんど英語で、メンバー3がいない時は日本語で行っています。

当日は、メンバー3が参加していたので頭から英語でミーティングをしていました。ミーティングが始まって、30分ぐらいしたところで、私から他のメンバーに情報を共有するために、あらかじめ日本語で考え、日本語で作り、これまで日本語で他の人に説明していた資料を画面に映し「メンバー3には申し訳ないけど、これは日本語の資料なので日本語で説明するね。」と英語で説明しました。

何が起きたのか

英語で、「・・・なので日本語で説明するね」と言った後に、日本語で説明しようとしたら日本語が口から出てこないという衝撃の事態に陥りました。話さなければならないこともわかっているし、まずどの音を出せば良いかももちろんわかっているのですが、日本語を出せない。そんな感じでした。

それまでの30分ずーっと英語でミーティングをしていたので、英語でコミュニケーションをとることに脳が慣れすぎて、日本語を話す感覚を忘れてしまったというか、日本語を話すことに少し照れがあるというか、なんか不思議な感覚を得ました。当時英語を勉強しだした頃に、日本人の前で英語を話すことに躊躇いがあったことや、日本にいるのに英語を話すことに躊躇いがあったことと全く逆のことがアメリカで起きた、そんな感じでした。

まとめ

  • 以前、英語で作り、英語で説明してきた資料をいきなり日本語で説明するのがかなり難しかったという話をどこかで書いた気がしますが、今回のパターンはそれよりもさらに進んだ、訳のわからない状況でした
  • これは多分、資料の言語と説明の言語の組み合わせの問題ではなく、どの言語を話す方が自分にとってしっくりくるのか?の問題に変わってきている様な気がします。
  • なんて言うとすごい流暢に英語を話せる様に聞こえますが、もちろんそんなことはなく、いまだに学習者の域を超えていないと思います・・・。

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