ZMを損切りし、投資家っぽくなってきた?

はじめに

基本的に長期目線で株式を保有しているため、損切りと言うことをしたことが無かったのですが、今回ZMの株を始めて損切りしたので、ここにメモをしておこうと思います。

目線、そして判断ポイント

折に触れて記載していますが、私はETFを中心とした長期の資産形成を行っているので、基本的に損切りはする必要がありません。QQQとVYM、これらが長期的に増えて行って、継続的に配当を私にもたらしてくれることを期待しています。

一方で、今回損切りしたZMはちょっと個別株も触っても良いかもと思い、トレンドに乗る形で購入したものでした。

Zoom自体はそのネットワーク効果もあり、利用者が増えれば増えるほど、増える速度に加速度がつくというもので、その加速も飽和に近づいているころにエントリーしたことになります。結果、損切りと言うアクションを採ったのですが、これ自体はあまり間違ったことではなかったかなと思います。

基本的に個別株はやらないのですが、定期的に配当金が入金される感覚が好きで、いくつかの大型の株は保持しています。なので、これらの株は基本的に下がったら買い増しし、後は放置の対象です。

一方で、今回損切りに至ったZMは個別株なので最悪0になっても良い金額を投資して、値上がりを期待する物でした。

値上がりを期待する物に対して、上がらなかった場合、どのようにポジションを手仕舞うかを今まではあまり考えていなかったのですが、今回明確なルールができました。というか、人から盗みました。

決算をしくじったら売る。

これだけです。

世の中にはいろいろな主張があるのは事実ですが、このアプローチはとても合理的で、投資活動から感情を排すことができる場合、その基準が驚くほどクリアで、とてもやりやすいです。

また、恐らくこのアプローチは傷口を最小限に抑えることもできると思います。

これはプロジェクトマネージメントにも似たアプローチなのですが、例えば、プロジェクトはだいたい失敗するようにできている。と言う考え方があります。それは、どの一つのタスク、マイルストーンをとっても、それらは不確実性の塊であり、それが複数集まることによって、当初計画通り進められるなんてことは、ゆめゆめ思っちゃいけないという話です。

企業経営にこれを当てはめると、四半期決算がこれに当たると思います。

四半期決算をしくじるということは、それまでに実現しておくべきであった成果を達成できずに、次の期に繰り越すことになります。今までできなかったことが、次の期に+αで追加になり、もともと予定していた分まで含めて急にできるようになると思うのはさすがに楽天的すぎると思います。

という考えもあり、決算をしくじった企業の株はその後大きく売り込まれることになるのだと思います。

また、一方で、決算を無事に通過し続けることができる企業と言うのは、堅実に経営されており、決算をミスった企業に比べると、次の決算も無事に通過してくれる可能性が高い。と考えるのはいたって普通であり、その為に株価が上がるのだろうと思います。

世の中では、「決算ガチャ」とか、決算をあえて避けるとか、そういった戦略を取る人もいるようですが、それよりは、持ち株の決算をじっくり見て、評価して淡々と自分のやるべきことをやることで、少しずつ株価の上昇を楽しめるようになるのだろうと思いました。

規律を守って淡々と、勝てる確率が50%より大きい勝負をルールに従ってやっていくことが重要であり、勝てる確率が50%よりも大きい勝負というのが、個別株の場合は、決算の評価なんだろうなと思いました。

まとめ

  • 一連のZMの経験から投資家として一歩大人になれた気がします
  • 正直言って、こういうのめんどくさいからETFを投資の中心に据えているんですけどね。

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