感情の無駄遣いを避けて、理性のハイジャックを回避する

はじめに

自分にとっては至極普通のことでも、他人にとってはそうでないことと言うのは、どんな人にでもあり、それこそが、その人が気づいていない、その人の強みであることはよくあります。

先日、妻と話をしていてそんなことがあったので、メモしておきます。

「感情の無駄遣い」と言う考え方は普通ではないらしい

妻から見ると、私は結構変わっている人に映るようですが、私にとっては私はとても普通の人です。そんな、私にとっては普通の人間たる私が発した「感情の無駄遣い」と言う言葉が、いたく妻に刺さったようです。

これは、まぁ、イライラしたりとか、特にネガティブな感情を中心に私は捉えていますが、基本的には心の平静を乱し、それにより理性的な判断、行動をとることが難しくなり、その後の判断、行動を誤る可能性が高くなるからです。

こういった感情は、例えば喜怒哀楽の特に怒だと思っていますが、なるべく表に出さずに、自分の内側で消化したほうが良いと考えています。

人との関係において、、、というのもそうなのですが、それを自分から発出することで、他人を通じでそのリアクションが自分に返ってきたり、自分の発した言葉を改めて自分が認識したりと、基本的には負の感情が増大する方向にしか物事が流れないためです。

更には、自分の内側で消化したほうが良いということ以上に、そもそも、その感情をあまり大きく持たないように、うまくコントロールした方が良いと考えています。

いろいろなところで見聞きしたりする気もしますが、負の感情は大きなエネルギーを秘めているので、扱い方によっては、大きな成果につなげることもできると思いますが、一方で、それ自身に乗っ取られて我を失ってしまうこともしばしばあるかと思います。

こう書いてみると、負の感情はスターウォーズのフォースの暗黒面に近い気がしてきましたね。

この負の感情を含む、感情全般ですが、喜怒哀楽のどの感情を抱くにも大きなエネルギーが必要になると考えています。このエネルギーの消費が大きければ大きいほど、後に精神的な疲労が溜まるといった状態になるのだろうと思います。

身体的にはまだまだ元気なんだけど、なんとなくモチベーションが湧かないとか、前向きになれないとか、そういったシーンではその前に大きな感情の上下があることが多いのではないかと思います。

この感情ですが、正だろうが、負だろうが構わずに大きく振れていると、それだけ自身のエネルギーを消費するため、できればより良いことの為にそのエネルギーを利用したほうが良いと私は考えています。

なので、負の感情に心を奪われ、我を忘れて感情を放出することは、自分自身に加え周囲にも悪影響を及ぼし、誰も幸せに慣れないという点において、感情の無駄遣いと言う表現がぴったり来ますし、事実そう思っています。

負の感情をどうコントロールするか

私は、負の感情のみならず、基本的に一歩引いて世の中を見ている方なのですが、感情のコントロールン関しては、そこそこうまくできるほうだと自己評価しています。

そのポイントと言うか、コツは、自分には自分でコントロールできない部分があるということを認識して、それ自体をあきらめるという視点に立てるかどうかだと思います。どこかで書いた気もしますが、緊張している時にも同じようなことをして緊張を和らげるアプローチを採ります。つまり、一言で言うと客観視ということに尽きると思います。

人は、自信があり、自分だったらできるとか、これは達成可能なことなんだと思うと、逆にプレッシャーがかかったり、手順を間違えたりと、思いもよらないところで足元をすくわれることがあります。

感情のコントロールも私にとっては同じような話で、そもそも感情のコントロールなんて、うまくできるわけが無く、それができたら世の中もっと幸せな人が増えていると思います。そうだとすれば、私自身にもそんな簡単にできるわけもなく、できなくて当たり前だと考えています。

一方で、そんな自分自身を客観的にとらえて、まだまだだまぁ、と思うことも可能で、このワンクッションが私の感情を安定させ、周りから見ると基本的にはポジティブな人に見えて居る要因だと思います。

つまり、負の感情をコントロールするには、逆説的ではありますが、そもそも感情のコントロールなどは、普通の人では達成できないことだと諦めたうえで、何か感情を乱される事案に遭遇したら、実際に口に出して、「こんなことで心を乱されるなんて、自分も若いなぁ。。。」と言ってみる。これに尽きると思います。

まとめ

  • 感情の無駄遣いと言う概念を導入し、その考え方を簡単に説明しました
  • また、感情の無駄遣いと言う概念が、感情のコントロールにも直結しているため、特に負の感情のコントロール方法に関して、私が考えていることをメモしておきました

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

CAPTCHA