何ができる人として記憶されたいか?と言う時代が始まっている。

はじめに

今までは、会社という組織に所属している場合、特に日本企業の場合は、あまり主体的に自分自身のキャリアを考えなくても、振り返ってみると、それが自分のキャリアだったということが往々にしてあったのかと思います。

最近は、どうも様子が変わってきたなと思うので、それに関してメモをしておこうと思います。

何ができる人として記憶されたいか?

キャリアとは詰まるところ、「何ができる人として記憶されたいか?」ということに尽きるのかもしれません。

私の親世代のサラリーマンは、転職もあまり一般的ではなかったため、どこどこでお勤めで、何々の役職でというのがキャリアとして考えられていたのだと思います。もしくは、キャリアなんて概念なんて存在しなかったのかもしれません。

私たちの世代は、それを就職活動の際に、無い知恵を絞り、じっくり考えるのですが、それが必ずしも配属に反映されるわけではなく、その先の処遇が単なるくじ引きで決まると言っても過言ではない状況でした。

その後、ここ数年は働き方の自由化が進み、フリーランスで稼ぐ人も増えてきたように、少しずつ「働く」もしくは「キャリア」というものに対する世の中の人々の考えが変わってきているのだと思います。

そんな状況において、ここ数年の私のキャリア感は、「何をしたいか?」で仕事やこの先の方向性を見定めるというよりは、「何ができる人として周りに記憶されたいか?」ということに主眼が移ってきていると思います。

「何をしたいか?」というのは、ある種自分目線のキャリア感であり、振り返れるのは「何をやったか?」という結果の羅列になり、背骨の無いふにゃふにゃした感を受けると思います。

一方で、「何ができる人として周りに記憶されたいか?」ということに意識を置いた場合、途端に今までやってきたことが改めて整理され、一つのストーリーが出来上がると思います。私の場合は、IT – Management(0.5 – 10) – Globalの三軸です。この三軸の揃った人材が必要になった時に、私のことを思い出してもらえる、そんなキャリアにしたいと思っています。

また、この考え方は、組織に属していようがいまいが、関係なく適用可能だと思います。例えば、組織に属している人が、別の組織に移ろうとした場合、もしくは、一人で何かを始めようとした場合、この軸で人材を求めているマーケットに飛び込めばよく、自分にその素養があることを説明するためのストーリーも、作り上げるまでもなく実感と説得力を持って話せると思います。

そして、組織人の場合はそれを、自分の所属する組織の中でも最大限利用することができると思います。ある時、組織内でこういうプロジェクトがあるんだが、、、みたいな話があり、それに自分が参加したいのであれば、自分から売り込むもよし、自分の素養が必須だと思うのであれば、必ず声がかかるはずなので、それを待つもよし。

まとめ

  • 最近のキャリア感に関して考えていることをメモしました
  • こんな感じなので、最近の私は日本国外で組織を立ち上げるチャンスがあると、積極的にチャレンジし、それを成し遂げ、そういうことを得意とする人材なのだということを、周囲に記憶してもらうことを意識しています

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

CAPTCHA